吊られた男の投資ブログ (インデックス投資)

投資信託を使った低コストインデックス投資/パッシブ投資(バイ&ホールドの国際分散投資)で資産形成を行っている一般サラリーマンの吊られた男が、主に投資やお金のことについて語るブログ。時々、投資やお金以外の話もします。



富裕層

億り人、経済的自由を得ているのか、お金に縛られているのか

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「億り人」

主に(金融資産)1億円を超えた人を呼ぶときに使われます。マネー関係の話をする際,わざわざ注釈を付けなくても通じるようになってきました。

金融資産が1億円超もあるとだいぶ資金的には余力が出てきて,お金のために働かなくてよく「経済的自由を手に入れた」と言われることもあります。
実際に,十分な資産があることを裏付けにしてセミリタイアやアーリーリタイアしている人もいます。(もちろん,そんなに金融資産がなくても節約によってセミリタイアやアーリーリタイアしている人もいます)

まさにお金のために働くことをやめた人たちです。

それはそれでいいのですが,その中でちょっと気になるタイプがあります。やたらと自分の資産額や運用成績を自慢しがちな人です。

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投資額1000万ドル以上の人たちは何に投資しているのか? - TIGER 21より

円グラフ アセットアロケーション ポートフォリオ

TIGER 21という投資クラブがあります。名前の意味はThe Investment Group for Enhanced Results in the 21st Centuryとのことです。
YUKASEE(ゆかし)TIGER 21は、メンバーになるための最低投資金額が1000万ドル、年会費は3万ドルとなっており、いわゆる金持ちの投資クラブです。

そのTIGER 21は4半期毎に「Quarterly Asset Allocation Report」というものを発行しており、ここにメンバーの平均アセットアロケーションが公開されています。続きを読む



世界の上位1%が富の半分を保有することになると言うが、上位1%ってどんな人?

1% = 99%

オックスファムというNPOがダホス会議で発表した「世界の上位1%の富裕層が来年、世界の富の半分余りを保有する」という内容が各メディアで取り上げられました。
1%の最富裕層、世界の富の50%余り保有へ−オックスファム (ブルームバーグ)

「上位1%が富の半分」と分かりやすくインパクトもあるせいか、日本のテレビのワイドショーでもこの手のテーマを扱っていました。
ただし、大体はここまでを取り上げて終わっていますので、少し中身を見てみます。特に具体的に「資産保有上位1%っていくら以上から」というのは気になりませんかね。


OxfamのレポートそのものはWealth: Having It All and Wanting Moreにあります。このレポートの元となったデータはクレディ・スイスの?Global Wealth Databookということなので、それを見てみます。
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「カネがあるなら投資しなくていい」ではなく、金持ちほど投資する

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「十分にお金があったら投資する必要ないのに」という声を聞くことがあります。
特に金融ショックや投資詐欺案件などで何千万円/何億円も損した…ということが話題になった時に聞くことが多い。

しかし、実際は金持ちほど投資しているのが現状です。
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ファイナンシャルプランニングは自分自身で完結するか、次の世代まで引き継ぐか

ファイナンシャルプランニングは脚光を浴びています。(たぶん)

子どもの教育費も年々上昇し、サラリーマンの平均年収もやや低下傾向、公的年金制度の先行きも怪しい…と言ったこともあり、老後を迎えるにあたっていくら貯めなくては…という話も盛り上がっています。

そんなファイナンシャルプランニングにおける大前提は2つのタイプに分けられます。

(1) 自分自身(及び配偶者)の人生で完結する
(2) 自分自身(及び配偶者)の人生で完結しない


この前提の違いによって大きく異なります。


(1) 自分自身(及び配偶者)の人生で完結するファイナンシャルプランニング
今では主流な考え方でしょう。以下のような言葉はこの前提から出てくる答えだと思います。
 ●老後に必要な資金は○円だから毎月△円ずつ貯蓄する
 ●年齢が上がったら株式投資の割合を減らしてリスクを下げる
 ●リバースモーゲージ

これは自分が生きている間にお金が枯渇しないようにすることが目的です。
「60歳時点で3千万円」のように貯めるべき目標額は決まっており、必要な資金が貯められれば、それがゴールになります。ゴールに達成した後はリスクを取った運用はしなくてもよい、のようになります。そうすればプラン通りの人生を過ごせる可能性が高くなり、合理的な解です。(当然、支出はコントロールできている前提です)



(2) 自分自身(及び配偶者)の人生で完結しないファイナンシャルプランニング
補足すると、自分が全部を使い切るのではなく資産を引き継いでいく考えです。これはファイナンシャルプランニングの非主流に思えます。
(1)の「自分自身(及び配偶者)の人生で完結する」前提では、資産が増えれば運用する必要はありません。むしろリスクを抑えて不動産や株式などはなるべく安全性の高い国債等に移すことが推奨されることになります。

しかし、現実的には多くの資産を持っている人程、リスク資産の割合が多い傾向があります。
少し古い2005年のデータに基づいた資料ですが、野村総研の調査によるとリスク性資産の割合は以下のようになっており、資産があるほどポートフォリオにおけるリスク性資産の割合が高くなっています。
 ・超富裕層 : 71%
 ・富裕層 : 67%
 ・準富裕層 : 57%

また、(1)の前提では高齢になるほど取り返すチャンスが少なくなるのでリスク資産は減らせ…が教科書的な回答ですが、野村総研の調査では世代別に富裕層のリスク性資産の割合を見ると、以下のように高齢世代の方がリスク性資産が多くなっています。
 ・59歳以下の富裕層 : 61%
 ・60歳以上の富裕層 : 70%

彼らの多くは自分でこの資産を消費しつくすことは考えていません。次の世代に財産を引き継ぐことをスコープに入れています。
資産運用が世代を超える期限の定めがない場合には、その時の主運用者の年齢に応じてリスク資産の比率を下げるのは非合理的です。運用者の年齢に関係なく適切と思われる比率で投資することが合理的になります。



ここからが考察。
(1) 自分自身(及び配偶者)の人生で完結するファイナンシャルプランニングが今では主流と書きましたが、何故でしょう?
これはサラリーマンが増えたことが理由ではないかと思うのです。サラリーマンは会社から給与をもらい、それで生活します。老後の資金もそこから蓄えて賄うのが一般的です。サラリーマンが持っている資源は自分の労働力になります。
このような人が増えると自分の資産は自身及び配偶者で完結し、子どもは子どもで同じように自分で稼いでもらうというサイクルになります。リバースモーゲージのような家を抵当に入れて資金を借りて、死後に家を売って清算という流れにもなります。

しかし、自営業者などの場合はそうではないはずです。
農業をしていれば保有している土地などの資源は自分の代で無くしていいものではありません。次の代に受け継ぎます。漁業における船も同じですし、個人/家族経営の商店などでも同じです。資産は自分の人生のみで完結するものではなく、上から下へ引き継ぐものです。
自営業も多かった当時はファイナンシャルプランニングという言葉は無かったでしょうが、必ずしも(1)自分自身(及び配偶者)の人生で完結するファイナンシャルプランニングの考え方が主流であったとは思えません。



「たくさん資産を持っているなら運用する必要はない」という声もありながら、たくさんお金を持っている人たちほど運用しているという現実があります。

前者は(1)自分自身(及び配偶者)の人生で完結するファイナンシャルプランニングと、後者は(2)自分自身(及び配偶者)の人生で完結しないファイナンシャルプランニングを前提にしています。
どちらが正しい/間違っているという話ではなく、ファイナンシャルプランニングを考える時にはこの2つの異なる前提があることを考えておいた方が良いでしょう。



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