先日、日経金融機関ランキングが発表されました。

1位 ソニー銀行
2位 住信SBIネット銀行
3位 大垣共立銀行
4位 りそな銀行
5位 埼玉りそな銀行
6位 セブン銀行
7位 三井住友銀行
8位 みずほ銀行
8位 イオン銀行
10位 新生銀行


このニュースを見て、ソニー銀行や住信SBIネット銀行といったネット銀行について話をする人は多いようですが、3位の大垣共立銀行が軽視されている気がします。岐阜の地方銀行というせいでしょうが、トップ10にネット銀行が1、2位に入り、他は大手銀行がランクインする中で地方の一銀行が3位というのは立派です。過去には1位になったこともある銀行です。

そんな顧客からの評価は高いが全国的にはマイナーな大垣共立銀行に関してタイミング良く『非効率経営の時代/大垣共立銀行−顧客殺到、行列のできる銀行』という記事が日経ビジネスにありました(また日経ビジネスからのネタです)。
ランキング作成が日経ですから、日経ビジネスが歩調を合わせてきたのでしょう。

大垣共立銀行は、同じ岐阜の地方銀行である十六銀行をライバル視しているためか、いろいろ面白い取り組みをしています。

●銀行員でさえATMが休みの日が分からないのだから、顧客はいつATMが動いているのか分からない→だったら365日稼動にしてしまえ
●コンビニを参考とした店舗
●シングルマザー応援ローン
●ATMルーレットゲームサービスで当たると手数料無料や現金プレゼント
●移動ATM車
●等々・・・

その結果、預金残高も十六銀行を超えたようですし、今では岐阜を代表する銀行として十六銀行と双璧と言っても差し支えないでしょう。都心にいると、つい「メガバンク vsネットバンク」となりがちですが、このような特色ある地方銀行があるというのもいいことです。
メガバンクも大垣共立銀行のような第3の道から学べるところも多いのではないでしょうか。全て模倣できるとは思いませんが、全てが「規模が小さいからできることでメガバンクでは適用できない」なんてこともないでしょう。