吊られた男の投資ブログ (インデックス投資)

投資信託を使った低コストインデックス投資/パッシブ投資(バイ&ホールドの国際分散投資)で資産形成を行っている一般サラリーマンの吊られた男が、主に投資やお金のことについて語るブログ。時々、投資やお金以外の話もします。



変動金利

銀行の住宅ローン担当者にどの金利タイプがいいか聞いてはいけない

先日、銀行に住宅ローンの話をしに行ってきました。
銀行の担当者の方と話をしていて、「金利タイプをどうするか」という話を担当者に聞いてみましたが、聞くもんじゃないというのが正直な感想でした。


●私の質問:「将来の金利の見通しはどうですか?」
過去の変動金利の低位貼りつきのグラフを見せて、今までもずっと上がらずに来たから上がる可能性は低いだろうというアドバイスでした。
⇒過去が将来を保証するものかは怪しく、特に年2%のインフレ率を目指すという政策が出た直後で今までの傾向が続くと考える根拠の提示はありませんでした。


●私の質問:「変動を選んで金利が上がったらどうしたらよいでしょうか?」
金利が上がったら固定に変えればよいというアドバイスでした。
⇒金利が上がってから固定に切り替えたらその時には固定金利も上がっている可能性が高く、より高い金利での借り換えになります。事前に上がる兆候を察知しての切り替えは非常に困難です。


●私の質問:「変動と固定、お勧めはどちらですか?」
月々の支払いが少ないし、ほとんど(約90%)の人は変動を選んでいるということで変動をお勧めされました。
⇒皆が選ぶから良いわけではないですし、金利リスクを顧客がとるのだから金利が低くても当然な話です。それを踏まえた上・・・の話を聞きたかった。金融機関としては金利リスクを銀行が取る固定金利は敬遠!?


ブログやTwitterで繰り広げられている話の方がレベルが高く、残念ながら有用ではないアドバイスでした。(特に金利が上がってから固定に切り替えればよいは、有用ではないどころか間違っているんじゃないかと…)
担当者にもよるのかもしれませんが、自分で勉強しておいた方がいいですね。特に数千万円という高額な住宅ローンについては尚更です。







住宅ローンと国債両方で変動金利選択は非合理か

住宅ローンで、変動金利を選択する顧客の割合が増えて約9割が変動金利という話を聞きました。

その一方、個人の国債購入に目を向けると利付き10年と変動10年では、変動10年が意外と善戦しているようです。

短期金利と長期金利を完全に同一視はできませんが、住宅ローンで固定より変動を好む人は金利は上昇しないという思惑があるわけです。それならば国債に関する評価でも金利が上がらないと考えて、国債購入では変動金利を避けるのが合理的な選択なはずです。

住宅ローンでも国債購入でも変動金利を選ぶ人は非合理的と言えるかもしれません。
(現金一括で購入できるのにあえて低金利での資金調達として変動金利で借り入れるような人は除きます。または、変動/固定金利同士で相殺してトータルでのリスクを減少させるという高度な考え方の場合も非合理的とは言えないかもしれません)



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