吊られた男の投資ブログ (インデックス投資)

投資信託を使った低コストインデックス投資/パッシブ投資(バイ&ホールドの国際分散投資)で資産形成を行っている一般サラリーマンの吊られた男が、主に投資やお金のことについて語るブログ。時々、投資やお金以外の話もします。



信用リスク

100年満期定期預金の満期時の実質価値低下に思ふ - インフレリスクではなく信用リスク

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少し前に旧新潟貯蓄銀行が100年前に募集した100年満期の定期預金が今年に満期を迎えたというニュースがありました。

第四銀:100年定期満期に 旧新潟貯蓄銀が大正4年募集 (毎日新聞)
旧新潟貯蓄銀行(1944年に第四銀行と合併)が100年前に募集した超長期型の100年定期預金が今年、満期を迎えた。
100年定期は年利6%で1年複利だったという。
1円を預けると、満期には339円30銭になっている計算
ただ、現在の貨幣価値は当時と比べると数千分の1から1万分の1。仮に100年満期を迎えても、今となっては「すずめの涙」程度の額にしかならず

このニュースを受けて、預金はインフレに弱いかのような話がされているようなこともありますが、その解釈は違うように思えます。

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現物の裏づけがないETFとETNの信用リスク

東証がETNのリリースを計画しているというニュースに関連して『ETFとETNの定義』『東証のETN上場案とパブコメ募集』といったETN関係のエントリーも書きました。その続き(?)です。

・ETN
・現物の裏づけがないETF


共に信用リスクを負います。しかし、微妙に信用リスクが違います。

ETNは発行体が資産の裏づけ無しに発行する証券です。ETNの場合はETNの発行体の信用リスクがあります。

一方、ある金融機関が発行するオプションや証券のようなものに投資するETFの信用リスクは異なります。ETFの場合は非上場の投資信託同様に資産は分別管理されています。ですから、運用会社が破綻しても大丈夫です。
このタイプの現物資産の裏付けがないETFが背負うリスクは、ETFが組み込んでいるオプションの取引先や投資している証券などの発行体の信用リスクです。彼らの経営が危なくなることで、ETFが投資している証券・オプションなどの価値が失われるリスクがあります。
つまり、ETFの場合はETFの投資先の信用リスクとなります。
(実際には90%以上の現物資産+オプションという組み合わせなどETFにはいろいろなパターンがあるので、これほど単純ではありません)

【簡単なまとめ】
ETNの信用リスク = 発行体の信用リスク
現物の裏づけがないETFの信用リスク = 投資先の信用リスク



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