タイトルにも書きましたが、予想外に"余談"として書いた記述への反応があったので追加エントリーです。



この"余談"をご存じない方のために簡単にまとめると、先のエントリー(CMAM外国株式インデックスeを購入)で、以下のような趣旨のことを書きました。
コストが安いファンドが出た時に投資家の資金が集まらないと、ファンド運用会社は儲からないので低コスト印デック不ファンドが出てきにくくなる。
だから、無理してまで買う必要は無いが、低コストファンドが欲しい人は少し早いタイミングで低コストファンドに資金を投じても良いのではないか
これは要約で実際のエントリーの記述とは違います


この主張の重要な意図は、Win-Winの関係(もはや死語?)を作るには企業側の努力だけでは不十分ということです。
当然のこととして企業側は企業として顧客を獲得できるように努力すべきです。しかし、"資本主義""自由経済"の世界で良い商品を手に入れるためには企業側の努力だけではうまくいきません。両輪として顧客側の購買行動も必要です。
「粗悪商品にだまされない」「良い商品が出ればそれを選ぶ」。こういう行動があってこそ、良質な商品が世の中に出回ります。

顧客が企業に意見を伝える最高の手段はやはりお金です。
ダメなら買わない、良いなら買う。企業は評判というものも気にしますが、それは売上や利益にかかわる場合です。どんなに悪評が立っても利益に一切関係なければ構わないのが企業の論理です。逆にどんなに評判は良くても買ってもらえないようでは企業としてはたまったものではありません。

だからこそ、「無理してまで買う必要は無いが、いい商品だと思えば、それに手を伸ばしても良いのではないだろうか。それが企業へ顧客の要求を一番伝える方法になる。」と考えています。
"money talks"という言葉もあるように、資本主義の世の中ではやはり金の力は大きいです。"money talks"はネガティブに使われることが多いですが、私はこのようなポジティブな"money talks"があっても良いと考えています。
長々と書きましたが、そんな単純な話でした。