吊られた男の投資ブログ (インデックス投資)

投資信託を使った低コストインデックス投資/パッシブ投資(バイ&ホールドの国際分散投資)で資産形成を行っている一般サラリーマンの吊られた男が、主に投資やお金のことについて語るブログ。時々、投資やお金以外の話もします。



リーマンショック

そろそろ下落相場の出番でいいんじゃない?

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2018年も始まり,年始は休みだった日本の株式市場も動き出しています。2017年までの好調をそのまま受けての好調なスタートという様相です。

それにしても世界的な株の上げ相場が長い。リーマンショックを含んだ金融危機で100年に一度と言われる下げ相場だった分を取り返して,さらに株価が上がり続けています。
ここまで長期的な上げ相場になると「どこまで上がるんだ!」という気がしてきます。アメリカの黄金の90年代のように10年にわたる上昇となるのかもしれません。
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(ダウ30のチャート)

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コツコツとバイ&ホールド投資してきて,取り崩しのタイミングで暴落が来たらどうする? - シミュレーション

猫 Cat

バイ&ホールドのインデックス投資に対するデメリットや弱点として,「いつ売却するの?その時に暴落が来たらどうするの?」という指摘があります。

そこで過去データを使ってシミュレーションしてみました。

シミュレーションの条件

シミュレーションの条件は以下の通り。
    • 2000万円を運用
    • 毎月10万円を取り崩す
    • 投資先はセゾン・バンガード・グローバルバランスファンド
    • 期間は2007年3月〜2017年1月

■何故この条件にしたのか?

まず,「取り崩しのタイミングで暴落が来たら」という条件だと,昨今のリーマンショックと呼ばれるショックを含めた下落が非常に大きな暴落であり,この直前を起点にしたいということで2007年からトラックレコードがあるファンドに絞りました。
その中で,日本株ファンドなどではアセットアロケーションが良くない。そこで,バランスファンドの中から株式/債券が半分ずつというのがちょうどよかったので,セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドを選んでみました。(SBI資産設計オープンマネックス資産設計ファンドなども考えたのですが…)

金額を2000万円にしたのは,退職金や積立投資の有無などで人によってリタイア時点の資産額は異なるでしょうが,このくらいが取り崩しシミュレーションとしては妥当と考えました。取り崩し額の10万円/月は,老齢年金や2000万円という資産額を考えるとこれくらいの金額ずつ取り崩すのが無難と判断。

では,シミュレーションの結果へ。

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資産形成のために投資を始めたものの相場急落による損失でオロオロしている人、あなたは幸運です

幸運 Good-Luck

昨日(2016年1月22日)は日経平均が+941.27円で16958.53円と大幅に上昇しましたが、それでもこの1月は急落と呼んでい程度には下がっています。

そのような相場ですから、資産を形成として投資を始めて間もないところで損失が出ている人もいるでしょう。そして、その損を目の前にして「まずい、どうしよう」とオロオロしている人もいるのではないでしょうか。


投資開始から間もない時期の損失は幸運

資産形成としての投資を行う前に、自分がどれほどの損失に耐えれるかというリスク許容度を考えて投資したにも関わらず、いざ現実の損失が出てくると焦っている人もいるのではないでしょうか。

おめでとうございます。
資産形成の投資を始めてから間もないうちに損を目の前にしてオロオロしている方は幸運です。

「やってみたら違った」
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リーマンショックで非正規社員の問題が取りざたされたが・・・

第一生命経済研究所の『なぜ、家計は貧しくなったか(給与所得者編) 〜報酬還元の不全、賞与は削減され、労働時間は延長〜』というレポートを見つけました。

ここで面白かったのは3ページ目にある「図表6 一般労働者の労働時間の差」「図表7 増加していくパート労働者の平均時給」。

特に「図表7 増加していくパート労働者の平均時給」は興味深い。(目盛りが間違っているのはご愛嬌?)
1994年から2010年までのデータで、2000/2001年あたりで少し下がっていますが、リーマンショックがあってもパート労働者の時給はほぼ右肩上がりです。2005年あたりから2010年までは上昇幅が大きくなり、特に2007年くらいから2009年までが急速に上昇しています。最低時給が大きく問題として取り上げられたことが理由かもしれません。
一方、一般労働者の時給は日本株の株価のごとく1998年をピークにずるずると下がっています。

元々崖っぷちの人が押されると崖から落ちてしまうという点ではパート労働者のダメージは大きかったでしょう。しかし、この時給の推移のように、何でもかんでもパート労働者や非正規社員にしわ寄せが行って一般労働者が難を逃れていたわけではないという点はしっかり認識されるべきでしょう。



リーマンショックから1年らしいけど

リーマンショックから1年ということでニュースなどでも久しぶりにリーマンという単語が頻出しています。


その中で、リーマンショックが金融危機を引き起こしたかの表現が少なくないように見えますが、これは正しくないと思っています。
リーマンの破綻は、2007年のサブプライムローン問題をきっかけにした金融危機の流れの中の1イベントにすぎないのではないでしょうか?

サブプライムローン問題といわれて始まった信用バブルの崩壊。この流れの中で各金融機関の経営が怪しくなってきた。その流れの中で、以下のような金融機関の危機も発生していた。
2007年9月のノーザンロックの取付騒ぎ
2008年5月のベア・スターンズの破綻(JPモルガンの救済)

シティはオイルマネーによる延命処置。モルガンスタンレーは三菱UFJから9000億円の出資を受けました。このように各金融機関の経営が行き詰ったわけです。
リーマン・ブラザーズの破綻もその流れの一環でしょう。
同時期に潰れそうといわれていたメリルリンチは救済されたが、リーマンは救済が無かっただけ。リーマンが突然つぶれて世界がパニックになったわけではないでしょう。

そして、AIGも救済されましたし、シティもその後には政府の救済を受けました。



リーマンが潰れるほどの金融危機ではあったが、リーマンショックというのはちょっと語弊がある表現だと思います。



私の著書 - ズボラ投資
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