吊られた男の投資ブログ (インデックス投資)

投資信託を使った低コストインデックス投資/パッシブ投資(バイ&ホールドの国際分散投資)で資産形成を行っている一般サラリーマンの吊られた男が、主に投資やお金のことについて語るブログ。時々、投資やお金以外の話もします。



ファンド

投資信託の低信託報酬競争が再加速

各投信ブログでも取り上げられています。

◆ニッセイが信託報酬0.35175%(税抜0.335%)のJリートインデックスファンドを投入
 ・[投信] ニッセイJリートインデックスファンドが来た!(かえるの気長な生活日記。)
 ・信託報酬0.3%台のJ-REITインデックスファンド登場(梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー)
 ・信託報酬0.35%と最安のニッセイJリートインデックスファンド登場(インデックス投資日記@川崎)

◆みずほ×ブラックロックで20本以上の低信託報酬インデックスファンドを投入
 ・みずほがブラックロックと組んでインデックスファンドを20本以上を今年夏に販売開始。無論ノーロード。(1億円を貯めてみよう!)
 ・みずほブラックロックが低コストインデックスファンド販売開始へ(インデックス投資日記@川崎)


今年はすでにSBIアセットマネジメントがEXE-iシリーズを投入して低コスト化が前進しましたが、続く勢力が出てきたようです。
(後者のみずほ×ブラックロックの件は詳細が不明なので今のところは現行水準と比較してどうこうは言えない)


「EXE-iは純粋なインデックスファンドじゃない」「ニッセイはJリートのみ」「みずほ×ブラックロックは詳細不明」などどこから見ても全てが素晴らしいとはいきませんが、一時は流れた止まりかけていた低信託報酬競争が再度進みだしたのは喜ばしいことです。







長期保有向けファンド拡大が日本版ISA最大の功績かもしれない

日本版ISAが賑やかになってきました。(極々一部の投資をしている人の間で)

日本版ISAのメリットは設定枠内で投資した元本から得られる利益への非課税ですが、隠れた最大の功績は別にあるんじゃないかとも思えたりします。

それは、ISAを見越した各社のISA向けファンドの拡大です。

日本版ISAでは5年間の利益が非課税です。投資家としては薄利で売却してしまわずに5年間の非課税期間をみっちり利用して利益を伸ばしたいという思惑が働きます。
また、日本版ISAは1人1口座に限られます。

そうすると、日本版ISA口座を獲得した販売会社は当面の間、その顧客から資金を預かれる可能性が高い。
また、それに合わせてISA口座外の資金が入ってくることも期待できます。これは顧客獲得競争に明け暮れる各社にとっては重要です。

その場合、ISA口座を開きたくなるような商品を取り扱うことは一つの企業戦略です。投資信託のように保有時に手数料を取れる商品は最適です。
つい先日書いたように(低コスト投信に新星EXE-i(エグゼアイ)シリーズが登場)、このタイミングでEXE-iをSBIアセットマネジメントが組成してSBI証券が取り扱うというのは、日本版ISAとの関連があるとしか思えません。
あまり動きが無かったSBIアセットがここで突然長期保有向けの低コストファンドを出すということが、日本版ISAを抜きにすると不思議です。


また、運用会社側も日本版ISAに向けた動きが加速しているように見えます。
直接ファンドを運用/販売していた会社が、一般の証券会社でファンドを売るようにもなっています(ひふみ投信の姉妹ファンドであるひふみプラスがSBI証券等で買える等)。
これは通常の販売網拡大戦略でも説明できますが、日本版ISAが背中を後押ししているのではないでしょうか。
日本版ISAが1口座しか持てないとなれば、独立系投信でISA口座を開く人は少ないでしょう。日本版ISAの資金を取り損ねてしまう事を避けことが大手の証券会社で売り出した理由の1つと考えられます。



日本版ISAの主たる目的とは違うのでしょうが、投信の長期保有環境が整備されつつあるというのは非常に良いことです。



2010年4月以来の投資信託売却 (繰越損失と含み損の相殺)

本日は久しぶりに投資信託の売却手続きを行いました。

eMAXIS先進国株式インデックスの売却です。
2010年4月のインド株式投資のファンド売却以来の売却作業です。前回はインド株に投資するアクティブファンドからインド株ETFへの乗り換えでしたが、今回は損益の相殺が目的です。

確定申告で繰り越してきた損失で今年までのものがあり、それと相殺の一環として売却しました。
なお、税金のために一時的に含み益を確定したかっただけですので、同時に外国株式インデックスeをほぼ同額で発注しています。

同じ日に「eMAXIS先進国株式インデックス売却 & 外国株式インデックスeを購入」しただけなので、商品の入れ替えはあれどポートフォリオに対する影響はほとんどありません。


私以外にも今年までの繰越損失がある人はいるはずです。特に以下のような要因があるので長期投資派でも確定損失を抱えている人はいるのではないでしょうか。(もちろん、損を出していても含み損のままだから総裁の必要はないという人もいるでしょう)
 ・2009年までの下落相場で損失が出た人が多い
 ・より低コストな商品が出てきた時期なのでファンドを乗り換えた
 ・リレー投資を実践している

早いもので11月になります。確定損と含み益を相殺できるのはあと2ヶ月です。忘れないようにしましょう。



日本の投信環境が良くならないことに対する投資家の責任

日本の投資信託環境への不満はよく聞かれます。
野村證券をはじめとして繰り返される販売手数料が高いテーマ型投信の売り付け等々・・・私も言っています。

このような環境の改善が望まれてもいますが、このような環境が続くことは投資家に原因はないのでしょうか?

投資信託を取り巻く環境が良くならないのは、今のやり方で販売・運用会社が儲かるからです。彼らが考えているのは自分たちの利益を確保することですから儲かる話に群がります。販売手数料が高いテーマ型投信の営業が続くのは儲かるから。儲からない、もしくは他に儲かる方法があれば彼らはそちらに軸足を移します。

信託報酬が安い投資信託がなかなか設定されないのは、低コスト投信を販売しても資金が集まらないからです。

「悲しいけどこれ現実なのよね」


信託報酬が安い投資信託が設定されると最初の1か月で100億円も集まるようになれば、各社が低コスト投信を設定・販売するモチベーションも上がるでしょう。
さわかみファンドの澤上篤人氏の日本株買え買え煽りではありませんが、野村證券のテーマ型投信設定時の1/10以下でも低コスト投信に資金が流れるようになれば、日本の投資信託環境は劇的に変わります。
野村證券のテーマ型投信設定時の1/10以下でもエッジの効いたファンドに資金が流れるようになれば、日本の投資信託環境は劇的に変わります。


投資家からの販売手数料・信託報酬に支えられている投資信託販売・運用会社の生殺与奪を握っているのは投資家です。投資家が資金という最強の武器を使うことで彼らを変えることができます。



あまり称賛の声は聞こえないが、ひふみ投信/レオスのココが凄い

ひふみ投信

●「R&Iファンド大賞2012」 最優秀ファンド賞
●「投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year2011」 4位

と投資信託に与えられる賞を受賞しています。
R&Iファンド大賞の最優秀ファンド賞を受賞しているように日本株というカテゴリー内でのパフォーマンスも立派です。
そして「投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year2011」で上位に入ったように、一部の投資家を惹きつけていますが、それはパフォーマンスだけでなく、「素晴らしい投資銘柄選定理念」「独立系」「チョクハン」と言ったキーワードです。

そんなひふみ投信及び運用会社であるレオス・キャピタルワークスを次の2点において高く評価しています。
 (1)独立系を捨てISホールディングス傘下に入る (2009年)
 (2)SBI証券を販売会社とするひふみプラスの設定 (2012年)


ひふみ投信が設定された2008年近辺は独立系投信会社による直販モデル投資信託誕生ブームでした。
 2007年3月:セゾン・GBF/資産形成の達人 (セゾン投信)
 2008年4月:浪花おふくろファンド (浪花おふくろ投信→現クローバー・アセットマネジメント)
 2008年4月:かいたくファンド (かいたく投信→現クローバー・アセットマネジメント)
 2008年4月:らくちんファンド (楽知ん投信→現クローバー・アセットマネジメント)
 2008年10月:ひふみ投信 (レオス・キャピタルワークス)
 2008年10月:ユニオンファンド (ユニオン投信)
 2009年1月:コモンズ30 (コモンズ投信)
 2010年3月:結い2101 (鎌倉投信)

日本の運用会社の多くが販売会社の子会社であり、販売会社が儲かる投信ばかりが乱立されることに投資家は不満を持っていました。そして、海を越えたアメリカでのバンガードを羨ましくも思い、「日本でもバンガードのような…」と独立/直販モデルが待ち望まれていました。(さわかみファンド、ありがとうファンドなどはありました)

そこに独立系投信会社による直販モデルの投資信託達の登場です。
これは一部の投資家の心を惹きつけました。新しいチョクハンファンドが立ち上がるごとにブログでも話題になり、直販投信は親しみを込めてチョクハンと呼ばれるようになり、独立系投信/チョクハンセミナーなども行われました。


ところが、ひふみ投信を運用するレオス・キャピタルワークスは2009年に独立系を捨てISホールディングスの傘下に入り、2012年には販売会社を通すモデルのファンドを設定しています。
私はこのような動きこそ高く評価します。

独立系/チョクハンは手段です。独立系/チョクハンに"拘る"ことは投資家の利益を損ねかねません(独立系で採算を取らないといけないから信託報酬は高めになる、とか)。


財務基盤がしっかりしていない運用会社に託すのでは、いつ償還されてしまうかと投資家も不安になります。独立系に"拘る"ことは運用会社の我儘であって、投資家の利益に反する可能性があります。
そんな中、レオス・キャピタルワークスのCEOの座を譲って資本を受け入れた藤野氏の決断は英断だったのではないでしょうか。

また、チョクハンに拘らず、ネット証券最大手であるSBI証券でひふみプラスをほぼ同水準のコストで買えるようにしたことは、ひふみ投信の運用手法に共感しているがそのためだけに口座を開くのは…という人のためにもなるだけではなく、販売チャネルを増やすことでひふみ投信の資産集めにも貢献します。

このように「独立」や「チョクハン」などに拘らずに良い姿を追及するレオス・キャピタルワークスの姿勢は高く評価されてよいでしょう。



私の著書 - ズボラ投資
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