いつかはゆかし/アブラハムウォッチャーの吊られた男です。

前回、前々回と「いつかはゆかし」を運営するアブラハム・プライベートバンクへの行政処分勧告について書きましたがその続きです。
 ・「いつかはゆかし」のアブラハム・プライベートバンクに行政処分勧告
 ・証券取引等監視委員会がアブラハム・プライベートバンク(いつかはゆかし)をタコ殴り

世間ではこのアブラハム社「いつかはゆかし」は怪しいという声は多数ありました。
私もこのブログでも継続して「いつかはゆかし」ダメだと書き、それをこじらせてはMONOQLOで5ページの記事も書かせていただきました。


そんな中、証券取引等監視委員会も認定しているように、アブラハム社はテレビ、駅・電車、雑誌、ネットなどを使い精力的に「いつかはゆかし」の宣伝を行っていました。
そして、ファイナンシャルプランナーにブログやセミナーで宣伝してもらうというルートもありました。以下がその一例です。

●20代投資 ゆとりある将来の為に http://www.20toushi.com/
該当記事 (キャプチャした画像)

●あかねエフピー事務所 http://aurum8.com/index.html
該当記事 (キャプチャした画像)

●「ライフプランで未来が変わる!」 笑顔な家庭をつくるFP土屋ごうのブログ http://ameblo.jp/happy-life-plannning/
該当記事 (キャプチャした画像)

●15歳から理解の出来る易しいマネーブログ! http://ameblo.jp/keserasera3/
該当記事 (キャプチャした画像)

●夢実現プランナー FP事務所MoneySmith http://ameblo.jp/moneysmith/
該当記事 (キャプチャした画像)


どの記事もだいたい同じようなテンプレートを使ったかのような書き方で明らかに宣伝記事でしょう。
なんでファイナンシャルプランナーとしてこんな怪しい商品を紹介してしまったんでしょう・・・というのが正直な感想です。

日本FP協会の会員倫理規定には以下のような規定があります。これは協会に限らずファイナンシャルプランナーに求められる倫理観です。
第1条 会員は、順法精神に基づき、顧客の利益を最大限に実施しなければならない。
第2条 会員は、顧客に対して、その業務の適正、公平さを保つために必要なすべての情報を開示したうえで、専門家としての業務を公平かつ道理に適った方法で提供しなければならない。
第7条 会員は、誤った、あるいは誤解を招く方法で顧客を勧誘してはならない。

だいたいの記事がアブラハム社に取材⇒宣伝記事という流れですが、取材をして書いた記事があれだというなら・・・

(1) 金に目が眩んだ ⇒ こんな人にアドバイスを求めてはいけない
(2) 本気でよいと思っていた ⇒ FPとしての能力に重大な欠陥有り
(3) バカを引っ掛けようと思った ⇒ 人として問題あり


●おまけ
中には事実確認のために一時閲覧不可にされたモノもありますが、多くは10月4日時点でそのまま掲示されています。
ものによっては【PR】と最初に書いていなかったのが問題だとして、最後に少しだけ目立たないようにでも【PR】とつけたらいいんだ、いう面白い主張もありました。(いやいや、普通に書くならタイトルか書き出しだろうって)続きを読む