吊られた男の投資ブログ (インデックス投資)

投資信託を使った低コストインデックス投資/パッシブ投資(バイ&ホールドの国際分散投資)で資産形成を行っている一般サラリーマンの吊られた男が、主に投資やお金のことについて語るブログ。時々、投資やお金以外の話もします。



ダウ

そろそろ下落相場の出番でいいんじゃない?

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2018年も始まり,年始は休みだった日本の株式市場も動き出しています。2017年までの好調をそのまま受けての好調なスタートという様相です。

それにしても世界的な株の上げ相場が長い。リーマンショックを含んだ金融危機で100年に一度と言われる下げ相場だった分を取り返して,さらに株価が上がり続けています。
ここまで長期的な上げ相場になると「どこまで上がるんだ!」という気がしてきます。アメリカの黄金の90年代のように10年にわたる上昇となるのかもしれません。
dow80s
(ダウ30のチャート)

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パフォーマンスは対数グラフで見るべし

日経平均やダウ工業平均30種のような株式指数のパフォーマンスは証券会社に行けば確認できます。
証券会社ではなくても、Yahoo!やGoogle等でも積極的に情報が共有されており、ご丁寧にもグラフを見ることもできます。
ダウ工業平均の2011年までの日足データでグラフを作ってみました。
dow30

このグラフから特徴的なポイントを抜き出そうとすると以下のようになりそうです。
●1980年代後半から2000年にかけて急加速で株価上昇
●1990年代後半の上げ幅は非常に大きい
●大きな谷は2002年、2009年の谷で2009年は非常に大きい
●上の谷の間は急上昇で2007年に頂点


一方、次のようなグラフもあります。
dow30_log

このグラフを見て特徴的な点を抜き出すと次のようになるでしょうか。
●1929年~1932年の期間で圧倒的に大きな下落がある
●1932年~1937年の期間で急速に上昇
●大きな右肩上がりの時期は1941年くらいから1966年まで、1982年~2000年までの2回。共に約1目盛分上昇
●上記の上昇期ではない、1966~1982年及び2000年以降はほぼ横ばい

同じデータから作っても直感的な印象は大きく変わります。
2つのグラフを合成すると以下の通り。
dow30_2graph

株式投資においてある程度の期間以上のグラフを見る時は対数グラフの方が良いでしょう。

通常のグラフでは最近の絶対値が大きくなった時代の値動きばかりが目立ちます。1930年を挟んだ世界大恐慌すら潰れてしまいます。これでは株式パフォーマンスを見るには適していません。
対数グラフで見ると絶対値の値動き幅に惑わされず収益率というパフォーマンスがよく分かります。

2009年のリーマンショックではこの大きさのグラフで確認できる谷があります。これだけ長期間にグラフを取って谷が分かるのですから影響が大きかったことは頷けます。しかし、世界大恐慌とは比べ物になりません。
実際の変動を見ても「370→55と-85%を記録した大恐慌」「14100→6500のリーマンショック」では全く違います。2007年の高値から大恐慌の下落率(-85%)を当てはめると14100→2100という水準です。

投資収益率を考えてグラフを見る場合、対数グラフも考慮しておくとよいでしょう。



もしバークシャー・ハサウェイA株がダウ30種に採用されたら…

バークシャー・ハサウェイは、あのウォーレン・バフェットが率いる保険会社です。

世界的に有名なアメリカ企業ですが、ダウ平均(ダウ工業株30種平均)には入っていません。
ダウ平均に入るには規模が小さすぎるのかと言うと、そうではありません。Yahoo!Financeから2012年6月6日時点のダウ平均の構成銘柄30種及びバークシャー・ハサウェイの時価総額を抜き出して、時価総額順に並べてみました。

1. Exxon Mobil (374.93B)
2. Microsoft (246.57B)
3. IBM (223.76B)
4. Wal-Mart Stores (223.08B)
5. AT&T (202.63B)
6. General Electric (199.89B)
X. Berkshire Hathaway A (199.71B)
    (B株 133.44M)

7. Chevron (196.92B)
8. Johnson & Johnson (172.47B)
9. Procter & Gamble (169.34B)
10. Coca-Cola (168.46B)
11. Pfizer (164.07B)
12. Intel (131.16B)
13. JPMorgan Chase (125.89B)
14. Verizon Communications (118.67B)
15. Merck (115.28B)
16. McDonald's (90.10B)
17. Cisco Systems (89.38B)
18. Bank of America (82.33B)
19. Walt Disney  (81.38B)
20. The Home Depot (77.45B)
21. Kraft Foods (67.34B)
22. United Technologies (67.11B)
23. American Express (63.74B)
24. 3M 58.72B
25. Caterpillar 56.53B
26. Boeing 51.70B
27. E.I.du Pont 45.57B
28. Hewlett-Packard 44.23B
29. Travelers 23.98B
30. Alcoa 9.21B

ダウ平均採用銘柄と比較しても、GEと僅差の7位に入ってきます。規模としては十分にダウ平均規模の企業です。

そのバークシャー・ハサウェイをダウ平均に入れてみたらどうなるか…
時価総額最下位のアルコアと入れ替えてみます。
dow30_brka

30銘柄の2012年6月6日時点の株価で指数への寄与度を計算すると面白いことになります。

ダウ平均は単純平均型の指数なので、なんとダウ平均の98.667%はバークシャー・ハサウェイが占めることになります。2位のIBMですら0.159%にすぎません。

バークシャー・ハサウェイ1銘柄が1%下げると、他の29銘柄が全部1%上昇してもダウ平均は0.97%下がります。


※現実的には流動性などを考慮して採用されないでしょう(B株ならまだしも株価が高く流動性に乏しいA株は無い)



ダウ30種採用銘柄の2011年騰落率

(参考元はYahoo!Financeです)

ダウ30種(ダウ平均)は米ドル建てで、2011年に5.6%上昇しました。
そこで、ダウ30種を構成する各銘柄はどうなっているかを見てみました。(配当は考慮せず)
配当は考慮していませんので、実際の騰落率とは少し違うかもしれませんが、参考までに。

dow30_stocks

上位は+30%超のMcDonald'sを筆頭に, IBM, Pfizer, Home Depot…と続きます。
下位は-60%近いBank of Americaを筆頭に、Alcoa, HP, JP Morgan…と続きます。

面白いのは以下の4点でしょうか。

(1) IBMとHPが対照的
(2) 銀行は受難の1年
(3) Chevron、Exxonとエネルギーは順調
(4) 生活必需品セクターは順調



30銘柄だと分散投資には不十分さを感じますが、分析で遊ぶにはちょうどいい銘柄数です。



日本株は世界の株に負けていない

日本株は世界の株に比べてパフォーマンスが悪い、なんて意見もありますが、言うほど悪くありません。

リーマンショック前の2008年8月には日経平均は13000でしたが、今では10000前後です。一方、ダウ30種は11000→11000とほぼ同水準です。このような数字を見て、「日本株は世界の株に比べて戻りが悪い」「日本株だけ立ち遅れている」というような意見もありますが、誤りです。

日経平均は円建て、ダウ30種はドル建てです。
違う通貨同士で価値を比較しても意味がありません。ハイパーインフレが起こっていたジンバブエで、ジンバブエ産の食料の値段がジンバブエドル建てで急上昇しました。しかしジンバブエ産の食料の価値が高まり、日本の食糧の価値が上がらなかったわけではありません。

リーマンショック前の2008年8月1日から2010年11月17日までの
・ダウ30種(ドル建て)
・日経平均(ドル建て)
・日経平均(円建て)
をグラフ化してみました。

Dow-N225

見事なまでに、日経平均(円建て)だけが2009年8月から立ち遅れています。
しかし、ドル建てで見たダウと日経平均の優劣は付けられません。2009年3月の底から半年程度は日経平均がリードし、最近ではほぼ五分といったところ。

円高の影響で日本株が・・・と為替の話をするなら評価の時にも為替を考慮してほしいモノです。



私の著書 - ズボラ投資
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