吊られた男の投資ブログ (インデックス投資)

投資信託を使った低コストインデックス投資/パッシブ投資(バイ&ホールドの国際分散投資)で資産形成を行っている一般サラリーマンの吊られた男が、主に投資やお金のことについて語るブログ。時々、投資やお金以外の話もします。



セゾン投信

マスの投資家にはベンチャー系バランスファンドが最適解かもしれない

今後登場する(だろう)大多数の個人投資家たちを想像してみます。

彼らが投資をするのに最適な商品はベンチャー系の運用会社が提供するバランスファンドではないでしょうか。

●アセットアロケーションを決めて各インデックスファンドにコツコツ投資
●月に一度のパフォーマンス確認
●1年に1回程度リバランス


「インデックス投資はこの程度の作業でいいので簡単♪」というのはインデックス投資ブロガーの主な意見です。
しかし、「息をするのも面倒で嫌だ」という多くの個人投資家にとっては上のような作業すら面倒くさいでしょう。


そんな彼らにとって良いのはベンチャー系のバランスファンドへ積立投資ではないでしょうか。

 ●自動的に引き落としで投資される
 ●アセットアロケーションは決めてくれる


これで自ら投資行動を取る必要はなくなります。財形貯蓄に近い感覚で投資できます。

加えて、ベンチャー系をお勧めするのは運用レポート等の独自性です。マスの投資家が普段から定期的に運用レポートを確認することなどないでしょう。しかし、ふと運用成績が気になった時、ベンチャー系で特色ある運用レポートの方が画一的な大手運用会社のレポートよりもとっつきやすいと思われます。(ベンチャー系でも画一的なレポートを出しているのではダメ)

最近は、ベンチャー系では日本株投資で好成績をあげているひふみ投信(ひふみプラス)、鎌倉投信(結い2101)が人気を集めていますが、バランス型ファンドも今後は広まっていってもいいんじゃないでしょうかね。

今のところはベンチャー系のバランスファンドとして良さそうなものはセゾン投信のセゾン・バンガードグローバルバランスファンドくらいしか見当たりません(もう少し低コストが出てもいい)が、このファンドが成長するのか。または新たに出てくるファンドがあるのか。そういうところにも期待したい。







セゾン投信のブロガーズミーティングに参加しました

セゾン投信のブロガーズミーティングに声をかけていただき、参加してきました。 

他の参加者の方々のレポートは以下です。
 ・m@さん ("いい投資"探検日誌 from 新所沢)
 ・虫取り小僧さん (いつか子供に伝えたいお金の話)
 ・まっき〜さん (まっき〜の議事録)
 ・rennyさん (rennyの備忘録)


トピックは大きく2つでした。

 (1) セゾン投信のホームページについて
 (2) 今後の新商品について



(1) セゾン投信のホームページについて
こちらは現在のセゾン投信の公式サイトに対して個人投資家目線で何か求めているものが無いかということでした。
情報は一通りはそろっており使い勝手が悪いとも思っていないので特別な不満があるわけではありませんが、さらに良くするには何があったらいいかを考えていくつか意見を言わせていただきました。
「可能な範囲で詳細なデータがほしい」「理念やメッセージをもう少しわかりやすく出した方がよさそう」「外部からトップページ以外へのリンクを貰えるようにしてみるとか」等々…

他の方からは、運用レポートの要約版はもっと初心者向けに特化してもいいんじゃないかのような意見もありました。



(2) 今後の新商品について
こちらはまだ新商品を検討しているという段階とのことで、ブロガーにも意見を聞くというスタンスでした。
新ファンドともなると、セゾン投信にとっては重要ですし、参加ブロガーの皆様も注目していることもあって、いろいろなディスカッションがされました。
私は「新商品を出すなら、単純に他の大手が出しているファンドとガチンコ勝負になる路線ではなく、セゾン投信のブランドイメージに沿ったものを出してほしい。」という観点で意見を言わせていただきました。
セゾン投信はバンガードとのコラボ及び独自色で好成績な達人というブランドイメージができつつあるので、これを壊さないようにしてほしいですね。



(3) 雑感
個人的には資産形成の達人ファンドが全世界株式のアクティブファンドとして好成績を残せているのですから、このファンドはもっと資産を集められるポテンシャルを秘めているのではないか、と思っています。


最後になりますが、このような貴重な機会を設けてくれたセゾン投信には感謝です。



「セゾン資産形成の達人ファンド」に注目しています

セゾン資産形成の達人ファンド

「セゾン資産形成の達人ファンド」にもっと注目しようぜでも取り上げました。

投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2012にて見事に第9位にランクインしています。従来はセゾン投信からセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドがランクインしていたのですが、2012年はセゾン資産形成の達人ファンドがランクインでした。
Fund of the Year 2012に関して書いた時も注目していたので嬉しい限りです。


セゾン資産形成の達人ファンドには他にも多くの投信ブロガーが触れています。
 ●今だからこそふりかえる セゾン資産形成の達人ファンドの歩み (これが我が家の生存戦略)
 ●セゾン資産形成の達人ファンドを見直す (おやじダンサーのひとりごと)
 ●セゾン資産形成の達人ファンドに変化あり (かえるの気長な生活日記。)


特に「これが我が家の生存戦略」の今だからこそふりかえる セゾン資産形成の達人ファンドの歩みに詳しいのですが、ここ2年ほどでファンドの性格がガラッと変わり、ようやくファンドオブファンズとして厳選した(とされる)ファンドを組み入れる形になっています。

FoFが敬遠されている理由かしれませんが、パフォーマンスも比較的良好ですし、アクティブ運用に注目するならこのファンドにもう少し光が当たってもよいでしょう。

※1月23日にセゾン投信のホームページに第6期(2012年12月10日の運用報告書が掲載されました



「セゾン資産形成の達人ファンド」にもっと注目しようぜ

「セゾン資産形成の達人ファンド」

この投資信託をご存知ですか?

チョクハン投信などと言われる投資信託を応援していたり、セゾン投信の旗艦ファンドであるセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドに投資している人は知っている可能性が高いファンドです。
しかし、一般には非常に知名度が低いファンドでしょう。
セゾン投信がチョクハン系に含まれるにも関わらず、チョクハン系を応援する人からの言及も少ないように思います。


セゾン資産形成の達人ファンドは結構凄いですよ。もっと注目してくれていいんじゃないでしょうか?


●ここが凄い(その1)→ 純資産総額
設定来ずっと月間資金流入額がプラスで推移して純資産総額が約60億円と、チョクハンファンドとされるファンドの中では、かなりの資金を集めています。
後発とは言え、チョクハンファンに人気のひふみ投信(約26億円)、結い2101(約20億円)より純資産総額は多くなっています。


●ここが凄い(その2) →パフォーマンス
セゾン資産形成の達人はパフォーマンスも良いのです。

以下の5ファンドの比較チャートを作ってみました (6か月、1年、2年、5年)。
セゾン資産形成の達人
ひふみ投信 (チョクハンで人気/パフォーマンス No.1)
結い2101 (ひふみ投信と双璧の人気)
ありがとう投信 (チョクハンファンド先行者/FoF)
浪花おふくろファンド (何かと話題のクローバーAMの代表ファンド)

【6か月】
Saison_tatsujin_6month

【1年】
Saison_tatsujin_1year

【2年】
Saison_tatsujin_2year

【5年】
Saison_tatsujin_5year


ひふみ投信結い2101(鎌倉投信)という人気ファンド(?)はさすがのパフォーマンスです。特にひふみ投信は2年、5年では他ファンドとの相対比較で圧倒的な差をつけています(5年ではマイナスですが)。
しかし、セゾン資産形成の達人も負けていません。2年では乱高下がありながらも最終的には結い2101とほぼ互角で、6か月と1年ではひふみ投信結い2101なども全く相手にならない完勝です。

セゾン資産形成の達人ひふみ投信結い2101の比較なら、ひふみ投信結い2101は日本株専門ファンドで、セゾン資産形成の達人は世界の株式に投資するファンドという投資対象の違いがあります。単純にセゾン資産形成の達人は投資対象の違いで良かっただけと見ることもできます。
しかし、残り2つの比較対象のファンド(ありがとう投信浪花おふくろファンド)の投資対象は世界株式です。この2ファンドと比較するとセゾン資産形成の達人が全期間で上回っています。



チョクハンとされるファンドの中で、ひふみ投信は圧倒的なパフォーマンスを叩き出し、結い2101もリスクを抑えていい運用をしています。この2ファンドに人気が集まるのもわかります。
しかし、セゾン資産形成の達人にももう少し注目してもいいのではないでしょうか?





多様化する直販ファンド - セゾン資産形成の達人ファンドがさわかみファンドをすべて売却

セゾン投信へのインタビュー記事で今後ウォッチしていきたいと書いていたセゾン資産形成の達人ファンドですが、年間の決算が2011年12月にありましたので、その運用報告書の公開を待っております。



そんな中、2011年12月分のマンスリーレポートを見ると、何と2011年12月6日にさわかみファンドを全て売却したことが書かれていました。
徐々にさわかみファンドの比率を落として、日本株ではスパークスコモンズにシフトしていましたが、ついにさわかみファンドの比率が0になったようです。

これは非常に興味深い選択です。
確かに運用報告を見ているとさわかみファンドの成績は他の日本株ファンドと比較して悪い成績になっています。(巨大化したさわかみファンドは日経平均やTOPIXと同じような値動きになっており、大型株が奮っていない最近ではパフォーマンスが悪い)
そういう意味ではここまでの選択としては正解と言えます。ただし、今後も同じ傾向が続くとは限りませんので、パフォーマンスがどうなるかは気になります。


また、販売会社を通さないファンドを直接販売する直販ファンドからさわかみ色が抜けているというのは好感が持てます。
直販ファンドが増えだした当初は、独立系ファンドの先駆けであった澤上氏が後ろ盾であったせいか、さわかみファンドを組み込んだファンドばかりでした。かいたくファンドさわかみファンドを組み入れないとして話題にしたくらいです。
さわかみファンドを投資対象に組み入れる選択肢があっても良いでしょう(個人的には自分で簡単に買えるファンドを組み入れて余計な手数料を取る仕組みには納得いきませんが)。
しかし、猫も杓子もさわかみファンドを組み入れるのでは、支配するのが販売会社からさわかみファンドに替わっただけで意味がありません。FoFの形式だけではなく自分で銘柄選定をする直販ファンドも出てきましたし、さわかみファンドから決別するファンドがあってもよいでしょう。

このような多様化があってこそ、直販ファンドの成熟につながっていくのではないでしょうか。


※セゾン資産形成の達人ファンドのパフォーマンスについては最新の運用報告書を入手次第、書いてみようと思います。



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