大証米田社長:新ジャスダック連動ETFを年内にも上場、先物も検討 (ブルームバーグ)
 8月4日(ブルームバーグ):ジャスダック、ヘラクレス両市場の統合を10月に控える大阪証券取引所は、新生ジャスダックの株価指数に連動する上場投資信託(ETF)を年内にも上場する。
 米田社長によると、ジャスダックETFは主に個人投資家向けの商品で数万円単位の金額から購入でき、100社程度の代表銘柄の株価平均から指数を算出することを想定している。
すっかり見落としていましたが、8月4日にこんなニュースがあったんですね。8月は忙しいのを理由にニュースをほとんどチェックしてなかったせいか、投資ブロガーの方々の間でも話題になっていないためか、こんなニュースが出ていることに気づきませんでした。


8月20日に産経が報じた以下のニュースで知った次第です。
大証が新ジャスダック連動型の投信 年内めど取引 (MSN産経ニュース)
 大阪証券取引所は19日、傘下の新興企業向け株式市場のジャスダック(JASDAQ)とヘラクレスが10月に統合して発足する、新ジャスダック市場の株価指数に連動した上場投資信託(ETF)を新商品としてつくり、年内にも市場で取引できるようにする方針を固めた。また
 これを機に新ジャスダックに上場する数十社規模の代表銘柄の株価平均から指数を算定、連動するETF商品を新たにつくり、年内にも市場取引を開始する方向で証券会社と最終調整を進めている。今月16日に米ナスダック市場の株価指数「ナスダック−100」に連動するETFを大証に上場したのに対し、将来的には新ジャスダックの株価指数に連動するETFをナスダックに上場させることも検討している。



新ジャスダックの指数に連動するETFとありますが、指数構成銘柄は記事にもあるように代表的な100社程度のようですね。「大型株から小型株までカバーしたい」という欲からすると残念ですが、ETFとして連動を目指すなら流動性が低い銘柄は組み入れが困難(組み入れてもパフォーマンスに悪影響)ということは分かります。

エントリーのタイトルにも書きましたが、まさに先日上場を果たしたNASDAQ-100のETFに合わせてETfの名前はJASDAQ-100とでもするのでしょうか?そして、NASDAQにも上場へ。
このETFが成功するには高いハードルがありそうですが、それでも非常に強い興味を持つ内容です。


これに加えて東証二部に連動するETFが出れば、ETFで日本の上場株式をほぼカバーできることになります。これが実現すれば真の意味での経済成長を取り込む投資に近づきます。

また、全市場ポートフォリオを持つことによって「(最近ではあまり有効でなくなっているようですが)上場市場変更時を狙ったタイミング投資によってパッシブのパフォーマンスが落ちる」現象を防ぐことができるかも!?