吊られた男の投資ブログ (インデックス投資)

投資信託を使った低コストインデックス投資/パッシブ投資(バイ&ホールドの国際分散投資)で資産形成を行っている一般サラリーマンの吊られた男が、主に投資やお金のことについて語るブログ。時々、投資やお金以外の話もします。



グロソブ

毎月分配型ファンド自身を潰す分配金競争

先のその高分配の毎月分配型投信、基準価額は元に戻らないし分配金は減りますよの続編です。この時は純資産総額トップのフィデリティ・USハイ・イールドFの基準価額及び分配金の推移を見ました。

今回は純資産総額第2位の新光 US-REITオープン 『愛称:ゼウス』でも同じようなグラフを作ってみました。
bunpai_shinkoreit

アメリカのREITとアセットは違いますが、基準価額及び分配金についてはフィデリティ・USハイ・イールドFと同じような傾向です。(低分配⇒分配金増額⇒基準価額大幅低下後にさらに大幅に分配金増額⇒分配金減額)

しかも、今の新光 US-REITオープンは基準価額が4500円程度に対して分配金が月75円ですので、フィデリティ・USハイ・イールドFよりも基準価額低下圧力は強くなっています。

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余力のないグロソブが分配金を35円から20円に引き下げていた

「グローバル・ソブリン・オープン(毎月決算型)」 分配金のお知らせ (2014年1月17日)
さて、当ファンドは、2014年1月17日に第193期の決算を迎え、当期の分配金(1万口当たり、課税前。以下同じ。)をこれまでの35円から20円と致しましたことをご報告申し上げます。
基準価額が5000円前後をウロウロする中で35円分配を続けてきたグロソブですが、この1月から分配金を20円に引き下げていました。続きを読む



2013年2月 資産流出入ランキング (見える風景が違う2013年)

2013年2月の投資信託の資産流出入ランキングです。
ソースはいつも通り、QUICK MoneyLife

まずは資産流入上位10ファンドから。
1. 米国成長株式リスク・コントロール・ファンド : 1429億円増加
2. Gアロケーション ヘッジ無(目標払出) : 554億円増加
3. ピクテグローバルインカム株式 : 492億円増加
4. 日興ピムコ・ハイインカム・ソブリン リラ : 391億円増加
5. フィデリティ・USハイ・イールド : 353億円増加
6. JFザ・ジャパン : 322億円増加
7. 高配当インフラ関連株プレミアム(通貨) : 302億円増加
8. ラサール・グローバルREIT : 292億円増加
9. ダイワ高格付カナダドル債 : 291億円増加
10. J-REIT投信(通貨選択)Bレアル : 271億円増加

1位は新規設定の米国成長株式リスク・コントロール・ファンドで1400億円を超える金額を集めてきました。
しかし、注目したいのは何といってもJFザ・ジャパンの6位。
急速に資金が集まり、つい先日には新規募集を停止してしまうほど資金が集まってしまいました。良いファンドなので資金が集まって当然だと思いますが、この急速な資金流入は自然発生とは思えません。
販売手数料を取れるファンドですし、大手証券会社が好成績という売りやすさを使って営業をかけたでしょうか!?(大手証券会社のセミナー等でもJFザ・ジャパンの話が出たとかでないとか…)



本題の資産流出ファンドのトップ10です。
1. 短期豪ドル債オープン : 352億円減少
2. ハイグレード・オセアニア・ボンド : 313億円減少
3. グローバル・ソブリン・オープン : 240億円減少
4. グローバル・ハイ・イールド(資源国) : 235億円減少
5. グローバルREITプレミアム(通貨) : 223億円減少
6. 野村豪ドル債オープン・プレミアム : 219億円減少
7. LM・ブラジル国債ファンド : 218億円減少
8. 米国リート・プレミアム 通貨プレ : 218億円減少
9. オーストラリア公社債ファンド : 147億円減少
10. 米国ハイ・イールド債投 豪ドル : 142億円減少

引き続き短期豪ドル債オープンハイグレード・オセアニア・ボンドから順調に資金が流出しており、今月は1,2フィニッシュとなりました。
そして、「グローバル~」が3位から4位まで並んでいるという面白い構図です。
注目のグロソブは240億円と先月並みの流出額ですが、徐々に流出額が細ってきています。出ていくべき資金もだいぶ減ってきたということでしょうか。
むしろ純資産額トップ争いで打倒グロソブの有力候補であった短期豪ドル債オープンの方が流出が激しいという構図になっています。



2012年12月 資産流出入ランキング (地に落ちたグロソブ?)

2012年12月の投資信託の資産流出入ランキングです。
ソースはいつも通り、QUICK MoneyLife


まずは資産流入上位10ファンドから。
1. 日興グラビティ・アメリカズ・ファンド : 2000億円増加
2. 高配当インフラ関連株プレミアム通貨 : 489億円増加
3. エマージングソブリン ヘッジあり : 483億円増加
4. ダイワ新興国ハイインカム・プラス(積立型) : 317億円増加
5. 米国リート・プレミアムF 通貨プレ : 235億円増加
6. スマート・ストラテジー・ファンド : 222億円増加
7. ピムコエマージングボンド Bヘッジ有り : 197億円増加
8. 新興国高利回り社債(ブラジルレアル) : 195億円増加
9. 新興国高利回り社債(円) : 190億円増加
10. ブラジル・ボンド・オープン : 174億円増加

この12月は何といっても1位の日興グラビティ・アメリカズ・ファンドでしょう。日興グラビティ・ファンドに始まったグラビティシリーズです。
新規設定で2000億円を集めるという大型設定となりました。私が応援するようなSMT, eMAXIS, インデックスe, Funds-iといったインデックスファンドシリーズが束になってかかってもかなわない金額です。


そして本題。資産流出ファンドのトップ10です。
1. 日興JFアジア・ディスカバリー・ファンド : 887億円減少
2. 短期豪ドル債オープン : 552億円減少
3. ハイグレード・オセアニア・ボンド : 482億円減少
4. 日興グラビティ・ファンド : 296億円減少
5. グローバル・ハイ・イールド(資源国) : 270億円減少
6. オーストラリア公社債ファンド : 269億円減少
7. グローバル・ソブリン・オープン : 262億円減少
8. ダイワ・US-REIT・オープンB : 251億円減少
9. みずほ豪ドル債券ファンド : 195億円減少
10. 三菱UFJ 豪ドル債券インカム : 166億円減少

グロソブは7位転落です。今月は200億円台後半の争いが熾烈で、グロソブは298億円→262億円と先月より流出額がわずかに減っただけですが、それが順位を大きく落とす原因になりました。先月と同じ298億円なら4位だったのに…
Top10には踏みとどまっていますが、もはや資金流出王の面影は一切ありません。
※2012年の年間ランキングでは1位

面白いのが日興グラビティ・ファンド
日興グラビティ・アメリカズ・ファンドが圧倒的な資金を集める一方で、9月21日に設定されたオリジナルは300億円近い資金流出になっています。しかも12月末時点の残高が462億円ということですから、1か月でかなりの資産が流出したと言えます。
また、日興は1位に日興JFアジア・ディスカバリー・ファンドも入っており、この資金流出も半端ありません。12月に887億円が流出して残り656億円ですから、1か月でファンドの半分以上の資金が引き上げられたことになります。これらの流出資金の多くが日興グラビティ・アメリカズ・ファンドに回転して流れ込んでいるんでしょうか…
運用会社別の資金流入額では日興AMがトップとのことですので、外部からの資金の入りが相当にあったことは予想できますので、単純に回転ばかりとは言いませんが、どの程度が乗り換えたのかは気になるところです。



2012年10月 資産流出入ランキング (完全に潮目が変わりました)

2012年10月の投資信託の資産流出入ランキングです。
ソースはいつも通り、QUICK MoneyLife


まずは資産流入上位10ファンドから。
1. 高配当インフラ関連株プレミアム通貨 (647億円増加)
2. フィデリティ・USリート・ファンドB (532億円増加)
3. 豪ドル建て高利回り証券 予想配当 (354億円増加)
4. 米国リート・プレミアムF 通貨プレ (264億円増加)
5. エマージングソブリン ヘッジあり (263億円増加)
6. 米国ハイ・イールド債投 豪ドル (207億円増加)
7. 高配当インフラ関連株プレミアム(円) (202億円増加)
8. ニッセイオーストラリア高配当株F (178億円増加)
9. 米国株ストラテジーα B・レアル (167億円増加)
10. 新興国高利回り社債(円) (152億円増加)

1位の野村高配当インフラ関連株プレミアム(通貨選択型)、凄いですね…
是非とも皆様に一度目を通してほしいのが、野村アセットマネジメントの商品説明ページの下部にある商品説明資料。1ページ目が表紙で、2ページ目にファンドの特色があるのですが、この内容がすさまじい。
各コースは、世界各国のインフラ関連企業※1の株式および米国の金融商品取引所に上場されているMLP(マスター・リミテッド・パートナーシップ)※2等を実質的な主要投資対象※3とし、高水準のインカムゲインの確保と中長期的な信託財産の成長を図ることを目指します。インフラ関連株※4への投資に加えて、「インフラ関連株プレミアム戦略」を実質的に活用し、さらなる収益の獲得を目指します。
●カナダの金融商品取引所に上場されているインカム・トラスト※5にも実質的に投資する場合があります。

「インフラ関連株プレミアム戦略」とは、保有するインフラ関連株の銘柄にかかるコール・オプションを売却し、オプションのプレミアム収入※6の獲得を目指す戦略をいいます。
●各コール・オプションの売却等は、市場環境等を考慮し、それぞれ異なるタイミングで行います。
●保有するインフラ関連株の銘柄の一部または全部にかかるコール・オプションを売却することを基本とします。この場合、保有株数・口数の一部または全部にかかるコール・オプションを売却します。
●同一の銘柄に対し条件の異なる複数のコール・オプションを売却する場合があります。
●各コール・オプションの満期時において、再度コール・オプションを売却する場合があります。この場合、コール・オプション条件は異なる可能性があります。
●ファンドでは、原則として、権利行使が満期日のみに限定されているオプションを利用することを基本とします。

この内容…顧客は読むのをやめちゃいませんかね。(ブログのために頑張って読みましたが、これは普通なら無理…)

ランキング全体に目を移すと、1位のみならず4,7,9位にオプションを組み合わせたファンドが入っているのが特徴的です。また、フィデリティ・USリート・ファンドBのように高い分配金水準を保っているファンドは人気のようです。


そして本題である、資産流出ファンドのトップ10。
1. 短期豪ドル債オープン (557億円減少)
2. グローバル・ハイ・イールド(資源国) (516億円減少)
3. ハイグレード・オセアニア・ボンド (514億円減少)
4. グローバル・ソブリンオープン (286億円減少)
5. 三井住友・豪ドル債ファンド (152億円減少)
6. エマージングボンド ブラジルレアル (116億円減少)
7. ダイワ・グローバルREIT (110億円減少)
8. ダイワ・US-REIT・オープンB (98億円減少)
9. 世界公共インフラ債券投信レアル (96億円減少)
10. アシュモア新興国財産3分法レアル (94億円減少)


8月からグロソブが首位転落しましたが、完全に潮目が変わったようです。
今月も500億円超と大幅な資金流出になった短期豪ドル債オープン。このファンドが大幅な資金流出に転じたのは9月の分配金引き下げがそのトリガーでした。
そして、10月のランキングで2位と3位に入ってきたグローバル・ハイ・イールド(資源国)ハイグレード・オセアニア・ボンドも10月から分配金を引き下げています。

グロソブも一時の勢いは落ちたとはいえ300億円弱の資金流出をしているのですが、この「分配金引き下げ⇒資金流出コンボ」のファンドたちの前には厳しい戦いです。今後もタケノコのように設定された高分配を売りにしたファンドの分配金引き下げは続く可能性が高いですから、今のままではグロソブの首位奪還はかなり厳しい。

グロソブも分配金が期待リターンを大きく上回る水準(基準価額4800円で分配金が35円/月)なので、そろそろ分配金の引き下げがあってもよさそうです。そうすれば資金流出返り咲きも見えてきます。
(分配金引き下げ⇒資金流出という流れは国際投信もわかっているでしょうから分配金引き下げは最後の最後まで抵抗するでしょうが)


 高分配金を売りにしたファンドを投資家が買う。
⇒高分配を続けられなくなり分配金を引き下げる。
⇒高分配に惹かれていた投資家が逃げ出したくなる。
⇒そんな投資家向けに新しい高分配金を売りにしたファンドを設定し、資金をそちらに流させる。
⇒そのファンドも高分配を続けられなくなり、分配金を引き下げる。
⇒高分配に惹かれていた投資家が逃げ出したくなる。
⇒そんな投資家向けに新しい高分配金を売りにしたファンドを設定する。
⇒高分配金を売りにしたファンドを投資家が買う。
⇒・・・

という循環がいつまで続くのでしょうか。



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