吊られた男の投資ブログ (インデックス投資)

投資信託を使った低コストインデックス投資/パッシブ投資(バイ&ホールドの国際分散投資)で資産形成を行っている一般サラリーマンの吊られた男が、主に投資やお金のことについて語るブログ。時々、投資やお金以外の話もします。



クレディ・スイス

債券と株式、いざという大ピンチの時に資産を守れるのは株式なのか

Global Investment Returns Yearbook 2014

株式と債券、共に伝統的資産とも呼ばれており投資の王道です。(これにもう一つ足すとすれば不動産でしょうか)
一般的に株式と債券では、株式がハイリスク(・ハイリターン)、債券がローリスク(・ローリターン)と言われます。

実際、日本の代表的な株式インデックスであるTOPIXと債券インデックスであるNOMURA-BPI総合(に連動する投資信託)の動きを確認すると株式の方が値動きが大きくなっています。他の国を見ても通常は株式の方が値動きが大きくなっています。

そこで「株式はハイリスクなので、ローリスクな債券を組み入れてリスクを下げる」というポートフォリオの話も出てきます。

この考え方は正しいと思うのですが、少し視点を変えて見てみたい。


平穏な中では暴落と呼べるような相場の変動があっても債券はローリスクであり、資産が傷つくのを守っています。
では、平穏な状況とは言えないような非常に大変な事態が起こった場合にはどうでしょうか。

以前も紹介した『Global Investment Returns Yearbook 2014』のグラフを再度掲載します。
続きを読む







「マネックス・セゾン・バンガード投資顧問」登場 - ラップ口座に切り込む

Car

マネックスグループ、クレディセゾン、バンガードの3社が共同してマネックス・セゾン・バンガード投資顧問という会社を設立したことが発表されました。(マネックスグループ株式会社のプレスリリース)

マネックスグループ、クレディセゾン、バンガードはお互いに業務で協力をしていることあり、その3社で手を取り合ったという感じでしょうか。
    • マネックス証券は昔からバンガードのファンドを取り扱っていました(口座管理手数料が不評でしたが…)
    • クレディセゾンはセゾン投信がバンガードのファンドを組み入れてセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドを提供しています
    • マネックスとクレディセゾンでは、マネックスセゾンカードというカードがあります

具体的な内容はまだ公表されていませんが、日経新聞の11月30日の記事によるとラップ口座のサービスというところまでは決まっているようです。
他のラップサービスに比べてはるかに安くするが、具体的にはこれから決めたい。対象は一般の個人で、1万円といった投資信託並みの最低投資金額にする。ただし中身もプロから見ても素晴らしい品質にする。結果的に法人顧客も出てくるだろう。販売方法はオンラインに限らず、銀行や他の証券会社を経由しても良い。ただ低コストが阻害されることはあってはならない」
マネックス松本社長「新たな投資家向けサービス作る」 (日経新聞)
続きを読む



世界の上位1%が富の半分を保有することになると言うが、上位1%ってどんな人?

1% = 99%

オックスファムというNPOがダホス会議で発表した「世界の上位1%の富裕層が来年、世界の富の半分余りを保有する」という内容が各メディアで取り上げられました。
1%の最富裕層、世界の富の50%余り保有へ−オックスファム (ブルームバーグ)

「上位1%が富の半分」と分かりやすくインパクトもあるせいか、日本のテレビのワイドショーでもこの手のテーマを扱っていました。
ただし、大体はここまでを取り上げて終わっていますので、少し中身を見てみます。特に具体的に「資産保有上位1%っていくら以上から」というのは気になりませんかね。


OxfamのレポートそのものはWealth: Having It All and Wanting Moreにあります。このレポートの元となったデータはクレディ・スイスの?Global Wealth Databookということなので、それを見てみます。
続きを読む



現金や債券は株式より危険かもしれない

Global Investment Returns Yearbook 2014


ちょうど日経新聞に「債券は株より安全」という思い込みは危ないという記事もありましたが、そんな感じの話です。

意識が高い煽りタイトルをつけると次のようなタイトルになりそうな話でもあります。
  「債券に投資してはいけない3つの理由」
  「なぜ、債券ではあなたの資産を守れないのか」
  「資産を守りたければ債券ではなく株式を買いなさい」


先日書いた1900年からの超長期データで見る、単一国への集中投資の危険性1900年からの超長期データで見る、国際分散投資でどれほどやられうるのか?でグラフを眺めていて気がつきました、
続きを読む



1900年からの超長期データで見る、単一国への集中投資の危険性

Global Investment Returns Yearbook 2014

先の1900年からの超長期データで見る、国際分散投資でどれほどやられうるのか?の続きです。

前回はクレディ・スイス発行の『Global Investment Returns Yearbook 2014』(リンク先は日本語版)を使って1900年〜2013年までの世界株式の推移を見てきました。
これだけでも、仮に過去に国際分散投資していたとした場合の株式や債券の値動きのイメージはつかめました。

今回は各国の株式と債券を見てみます

『Global Investment Returns Yearbook』には各国の状況も載せられてるので、今回は少し国ごとの話に触れてみたいところです。資料からいくつか暴落があった国のチャートを抜き出してみました。続きを読む



私の著書 - ズボラ投資
「毎月10分のチェックで1000万増やす! 庶民のためのズボラ投資」
連絡先
私への連絡は下記メールアドレスまでお願いします
tsurao@gmail.com

tsuraolife_banner_s

follow us in feedly

にほんブログ村 株ブログ 投資信託へ


Recent Comments
ブログ内記事検索
PR
お勧め銀行・証券会社
■証券会社■
○SBI証券

○セゾン投信


■銀行■
○住信SBIネット銀行


■401k(確定拠出年金)■
○SBI証券
タグ
Archives