「想いだけでも、力だけでもダメなのです」

熱意、正しい意志・・・大事です。
能力、技術・・・大事です。

しかし、どちらか一方だけでは成功しません。

やる気があっても能力が無ければ仕事では役に立ちません。人以上のやる気があっててもボクサーとして弱ければボクシングの世界で勝って稼ぐことはできません。稼げぬままに引退でしょうか。

逆も然りで、能力があっても正しい意志が無ければ活躍できません。人はずれた才能があってもその才能をアンダーグランドで使えば、表舞台で勝って稼ぐことはできません。


マネー/資産運用の世界も同じです。

熱意があっても知識が無いファイナンシャルプランナーでは、本来のお金の問題を解決する/アドバイスをするという目的では顧客の役に立てません。情熱があっても運用技術の無いファンドマネージャでは、本来の目的の資産を運用して増やすという目的では顧客の役に立てません。
正しく熱い意志があっても能力が無いとダメなのです。

その逆に、知識があっても顧客の役に立てようとせず、如何に巧いことやって顧客からお金をだまし取とうと考えるような人は非常に優秀な詐欺師になれるかもしれませんが、世間の役には立てません。
能力があってもそれを誤った方向に使ってしまってはダメなのです。

そういうわけで能力があっても顧客から手数料を取ろうとばかり考えるような大手販売/運用会社はダメですし、熱い想いはあっても運用実態がそれについてこられない運用会社もダメです。想いと能力が重なってこそのよい販売/運用会社です。

体力のある大手が良い商品を出してくれる、熱い想いを持った新興会社が実力を備えている・・・なんて進歩に期待したところですが。


コーディネーターのキラがフリーダムに乗るだけではダメなのです。モビルスーツが無ければ核もジェネシスも止められません。プロヴィデンスがあってもクルーゼが乗っては混沌をもたらします。
何のために戦うのかが分かったキラがいて、コーディネーター×フリーダムの力があるから地球軍とザフトを止められるのです。

「想いだけでも、力だけでもダメなのです」(by ラクス・クライン)