吊られた男の投資ブログ (インデックス投資)

投資信託を使った低コストインデックス投資/パッシブ投資(バイ&ホールドの国際分散投資)で資産形成を行っている一般サラリーマンの吊られた男が、主に投資やお金のことについて語るブログ。時々、投資やお金以外の話もします。



オレたち花のバブル組

イケダハヤト氏がアフィリエイト乞食として半沢直樹をロックオン…

※注意1:基本的に私はイケダハヤト氏を好きではありません
 参考⇒イケダハヤト氏に共感できなかった理由が分かった気がする

※注意2:アフィリエイトそのものは否定しません
私自身もアフィリエイトはしています (参考:『半沢直樹』の原作(「オレバブ」2冊)が電子書籍になった!)


イケダハヤト氏のブログの内容がTwitterのタイムラインで流れてきて眉をひそめる内容でしたので、ここで少し触れておきます。(眉をひそめるないようなのはいつものことだが…)

半沢直樹さん、「倍返し」している暇があるなら、会社辞めて起業すればいいのに
http://www.ikedahayato.com/index.php/archives/26262


結論を言うと、原作をロクに読んでもいないだろうに、流行りの半沢直樹を取り上げて原作の『オレたちバブル入行組』『オレたち花のバブル組』のAmazonアフィリエイトで儲けようとしてる、という話です。

「オレたちバブル入行組」シリーズを2作読みました。いやー、面白い。
うちはテレビがないのでドラマ版は視聴していないのですが、何だかものすごいウケているようですね。
イケダヤハト氏曰く、本を読んだがドラマは見ていないようです。ここポイント。

半沢直樹さんは融資担当課長として、私利私欲にまみれた上司にミスをなすりつけらるという、実に理不尽な状況に追い込まれます。相次ぐ裏切りやコンプライアンス違反に、半沢さんは頻繁に怒りで体を震わせています笑

それでも彼は、焦げ付いた融資を回収するために奔走します。ときには「オレは薄汚れた金貸しだ」という自己嫌悪にも浸りますが、半沢は見事に勧善懲悪を果たします。ここら辺を詳しく語るのもアレなので、ぜひぜひ手に取って読んでみてください。惹き込まれますよ。
読んだ感想がこれ。あらすじやAmazonの批評でも読めば本を読まずして書けそうな薄さが素敵です。

半沢さん、休日も会社のこと考えてますよねこれ。少なくとも劇中では、仕事から解放される瞬間が皆無です。
ドラマは見たことが無くて本しか読んでいないはずなのに「劇中」とか先の「怒りで体を震わせています」とか、本ではなく実際の役者が演じているドラマや劇への感想かのような記述が並ぶ表現も大変興味深い。

で、無粋なことを申し上げているのは承知ですが、主人公の半沢直樹さん、さっさと会社辞めればいいのに…と何度思ったことかわかりません。
今の時代に半沢さんが、同じ環境で仕事をしていたら、さっさと会社を辞めて、優秀な動機たちと金融系のベンチャーでも興すのでしょう。
これまた大変に興味深い感想です。
オレたちバブル入行組』の最後で半沢が東京中央銀行でなきゃいけない理由を語っています。それは良い職場環境などとは全く別の問題であって、本を読んでいれば当然に理解しているはずでしょうが、何故かご存じないようです。イケダハヤト氏が読んだ本は落丁本でこの部分は無かったのかもしれません。

そもそも半沢の信念である「やられたら倍返し!」というのも、なんだか後ろ向きですよね。復讐なんかしている暇があったら、何か新しい価値を生み出せばいいのに。
東洋経済オンラインの監督も想定外!「半沢直樹」メガヒットの裏側という記事で福澤氏が語っている部分を以下に引用します。
半沢直樹の魅力は、自分の信念を曲げないこと。そのくせ、「やられたらやり返す」というわりに、「悪かった」と言えば許してしまう。謝ってきた人は許す、結構“いいやつ”です。
もちろん重要なセリフなので印象的なシーンとしては描いていますが、流行語大賞になるなんて意識しないで作りましたよ。ただ、小説では「私は基本、性善説〜」というそれまでのくだりは活字だとわかるのですが、ドラマのセリフではわからない。だから「人の善意は信じます」に変えましたね。

ここにもあるように、小説では半沢は復讐ばかりに燃える後ろ向きな人物としては全く描かれていません。
確かに敵には厳しいが、それは敵に対してのみであり、普段は良いと思う企業に融資をすべく稟議を書いて…という新しい価値を生み出す仕事している記述があります。(ドラマでもそのあたりは表現されていますね)

2013年8月13日23時00分追記:

”復讐なんかしている暇があったら、何か新しい価値を生み出せばいいのに"


「倍返し」なんて『オレたちバブル入行組』では最後にちょっと出てくるだけのセリフであり、小説では「私は基本、性善説〜」があり、「倍返し」は半沢の信念ではありません。
半沢のキャラクターはまずは信じてみるという甘いキャラクターです。福澤氏も言っているように活字で読めばこれは分かるんです。半沢直樹の信念というなら「良い企業に融資したい」でしょう。

イケダハヤト氏は小説を読んでドラマを見ていないはずなのに、まるで小説を読まずにドラマのあらすじ見ていない人のような感想が出てくるから不思議です。


アフィリエイトそのものを否定する気もありません。
ブックレビューばかりでAmazonアフィリエイトばかりのブログでもいい。
しかし、読んでもいない本を読んだかのように紹介するかのような書きっぷりは良くないですね。


最後に
イケダハヤト氏のアフィリはともかく、オレバブシリーズは読んでいて面白いシリーズです。それは間違いありません。







『半沢直樹』の原作(「オレバブ」2冊)が電子書籍になった!

先日、ドラマ『半沢直樹』が人気ですが、原作はもっと面白いで、『半沢直樹』の原作である『オレたちバブル入行組』『オレたち花のバブル組』を紹介しました。
 

しかし、池井戸潤氏の本は今まで電子書籍になっておらず、紙の書籍で買うしかありませんでした。

ところが、以下のように作者である池井戸潤氏のTweetで8月2日からKindleにて電子書籍化されることを知りました。


以下のように『オレたちバブル入行組』『オレたち花のバブル組』共にKindle化されています。
 


私も今はもっぱら電子書籍優先ですが、電子書籍で読みたいという人には朗報です。



ドラマ『半沢直樹』が人気ですが、原作はもっと面白い

私は楽しみにしていたドラマですが、こんなに視聴率が高いとは思わなかった…

日曜日の夜9時-10時に放送されている今クールのテレビドラマ『半沢直樹』のことです

堺雅人主演『半沢直樹』初回19.4%
「半沢直樹」第2回21・8% 民放首位

バブル期、都市銀行の数は全部で13行。銀行に入ったら一生安泰と言われていた時代で、銀行員はエリートの代名詞でもあった。そんな日本経済が熱狂していた時代に入行したのが、いわゆる「バブル入行組」。この物語は、そんなバブル期に東京中央銀行に入行したバンカー・半沢直樹が、銀行の内外に現れる「敵」と戦い、組織と格闘していく様子を中心に描いていきます。


海外ドラマ、孤独のグルメ以外で連続ドラマを待ち遠しく見るのは何年振りだろう。それくらい楽しみに見ているドラマです。


半沢直樹』は銀行員の半沢直樹(融資課長)が、孤軍奮闘で銀行内外の敵と戦う痛快ストーリーです。
 ●外の敵1: 粉飾決算で5億円を融資させて計画倒産した西大阪スチールの社長
 ●中の敵: 5億円の融資の責任を半沢に押し付ける支店長 ("何故か"5億円を取り返そうとする半沢を妨害する)
 ●外の敵2: 西日本スチールの脱税を追いかける国税局査察官の黒崎


そんな『半沢直樹』は原作があります。

池井戸潤氏の『オレたちバブル入行組』『オレたち花のバブル組』です。
 

今のところドラマのストーリーは1冊目の『オレたちバブル入行組』が軸に展開されていますが、頭取や黒崎(原作では金融庁の査察官)など2作目の『オレたち花のバブル組』のメンバーも出ています。


ドラマも面白いですが、原作も非常に面白くお勧めです。(ドラマよりも原作の本の方が面白い)


なお、半沢直樹モノはシリーズ化されており、3作目にあたる『ロスジェネの逆襲』は書籍として発売されており、週刊ダイヤモンドでは銀翼のイカロスが連載中です。




個人的な感想を言うと、池井戸氏は書くほどにうまくなっている気がしており、完結している3作の中では3作目の『ロスジェネの逆襲』が一番お気に入りです。

また、ここ数年の他の作品も非常に面白い。『下町ロケット』と『空飛ぶタイヤ』は特にお勧め。それに加えて『鉄の骨』も面白い。





「基本は性善説。やられたら倍返しだ」

原作では特に決め台詞でも無かったのですがドラマではいい感じで決め台詞として使われています。一部では流行語大賞…なんて声もありますが、どうでしょう。



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