吊られた男の投資ブログ (インデックス投資)

投資信託を使った低コストインデックス投資/パッシブ投資(バイ&ホールドの国際分散投資)で資産形成を行っている一般サラリーマンの吊られた男が、主に投資やお金のことについて語るブログ。時々、投資やお金以外の話もします。



インド

アルゼンチン→新興国通貨の通貨安でFXが面白いことに

新興国通貨 揺れ再び アルゼンチン発、トルコ・南アに (日経新聞)
emerging_fx_nikkei20140125
アルゼンチンのペソが1日で10%超の下落があり、南アフリカ(ランド)、トルコ(リラ)など他新興国通貨も軒並み通貨安となったようです。
これ自体は「起こりえるよね」という話ですが、個人投資家の取引としてのFXも面白いことになっているようです。続きを読む







インド株への投資戦術を考える

私はインドの株式市場は有望市場と予想しており、MSCI Emergingに含まれるインド比率の低さには満足していません。そこでMSCI Emergingに連動する新興国インデックスファンドとは別に、ETFでインド株式アセットを購入しています。
そんなインド株式投資の投資戦術を再考中です。

現在、私が口座を持っているネット証券で購入できるインド株式ETFは次のものがあります。(カッコ内は信託報酬)
 ・上場インデックスファンドS&P CNX Nifty先物 (0.5775%)
 ・NEXT FUNDS インド株式指数・S&P CNX Nifty連動型上場投信 (0.9975%)
 ・iShares BSE SENSEX India Tracker (0.99%)
 ・Lyxor ETF MSCI India (0.85%)
 ・db x Trackers S&P CNX Nifty (0.85%)

上2つが国内ETF、下3つが海外ETFで、私が投資しているのはNEXT FUNDSLyxorです。
購入当時では最も信託報酬が安かったモノを買っていたらこうなりました。
次も信託報酬が一番安いモノというルールで選ぶと上場インデックスファンドS&P CNX Nifty先物を購入することになりますが、これだとインドETFだけで3本も持つことになります。LyxorはMSCI Indiaが連動対象なので厳密に言えばS&P CNX NiftyとMSCI Indiaと2つのインデックスということになりますが、インド株という区切りで見れば1つのようなものです。3つのETFを保有するのは管理が面倒です。

そこで、追加投資する際に現保有ETFは売却して上場インデックスファンドS&P CNX Nifty先物に一本化したいという衝動に駆られます。

そのようなことを考えているところに、大証がムンバイ証券取引所と提携したというニュースが飛び込んできました (大証、ムンバイ証取と提携:日本でインド株への関心高く)
両取引所は今後、株価指数のクロスライセンスなどで協力機会を模索していく予定。
投資家のニーズに応えるために、上場投資信託(ETF)で、BSEと連動した商品の開発なども視野に入れているという。

ムンバイ証券取引所との提携で出ると予想されるETFはSENSEX連動になると思われます。SENSEXは銘柄数の少なさが気になってはいますので無視してもいいのですが、オフィシャルにサポートされる+大証ということを考慮するとSENSEXの銘柄数の少なさを補う魅力的なETFが出るかもしれないと思ってしまいます。
また、可能性薄だと思いますが、Middle Cap、Small CapやBSE500のような指数に連動するETFなども出てくる可能性なども考えると、夢が広がり悩みも広がります。



インド国内販売の蜂蜜に抗生物質 - 日本にも通じる問題

国内販売のハチミツの多くに抗生物質―NGO調査 (インドチャネル)
非政府組織(NGO)のインド科学・環境センター(CSE。本部デリー)は9月15日、ハチミツの有名ブランド数社の製品が健康を害する高濃度の抗生物質に汚染されていると発表した。
 CSEの調査によれば、今回、国内市場に出回っている12ブランドを対象に6種類の抗生物質について試験を行った結果、11ブランドから抗生物質が検出された。

この記事あるようにインドでは蜂蜜の12ブランド中11ブランドから抗生物質が検出されたようです。
「インドの話か。衛生面もまだまだだし、仕方ないよね。」と終わってもいいのですが、それでは面白くありません。

 CSEのスニタ・ナライン所長は記者会見で次のように語った。「輸出向けハチミツについては抗生物質の含有量が規定されており、政府が健康・安全上の基準を満たしているかをチェックしている。しかし、国内向けのハチミツについては何ら基準がない。これは受け入れがたい事実だ」。

この点は重要な示唆を与えてくれます。
輸出入となると、(この場合は輸出ですが)政府などによるチェックが入ります。それ故に輸出入する企業はその基準を守ろうとしますし、基準値を超えていた場合は検査で引っかかります。(サンプリング検査なのですり抜けるものもあります)
日本では中国毒ギョーザ事件などが象徴するように輸入食品が基準値オーバーしていたケースなどはたくさんあります。そして「外国産は危険だ。国産にしないと」と言う人もいます。しかし、その単純思考が危険ということをこのニュースは教えてくれます。

このNGOの検査結果が真だとして、NGOが検査をしない限り国内の蜂蜜が危険だという情報は無かったのです。
日本の国内産食品も同じことが言えます。国内産食品には輸入食品で課されるような検査は行われません。検査が行われないのですから、検査で引っかかったと言う情報はありません。それで国内産は外国産より安全と言えるのでしょうか?
国内検査では大々的な検査は行われていません。保健所等が申し訳程度に検査をしていますが、残留農薬が基準値を超えていても大抵は検査無しで店頭に並びます。感情的な判断で誤った対応を取らないようにしたいものです。


ちなみにサンプリング検査で検査違反の割合を見ると面白い数字が見えます。
検査件数違反件数違反率(%)
中国882052590.29
ベトナム13963720.52
ノルウェー74350.67
スウェーデン16852.98
フランス5302310.58
イタリア3981401
ドイツ116950.43
アメリカ190371400.74
ブラジル1559161.03
オーストラリア188850.26
中国産の検査違反率は少ないですね。



== 2010年9月23日追記 ==
群馬の農家さんからのコメントへの返信でも書かせていただきましたが、国内産への検査が「農協等で申し訳程度に行われているだけ
」というのは、海外食品へ対して厳しく批判する基準で見た時の話です。



インド株投信⇒ETF(Next Funds)へ移行

兼ねてからの課題だった、インド株へ投資する投資信託⇒ETFへの移行を実施しました。

・HSBCインドオープン
・PCAインドオープン
・PCAインドインフラオープン
・ドイチェ・インド株式

と4つのファンドを持っていましたが、これらは今日付けで全部売却です。
含み損のところを叩き切ったので損失確定の売却になります。


そして、Next Fundsのインド株ETF(1678)を買いました。海外ETFなども悩んだのですが、為替手数料などを考えて国内上場の1678を選択しました。


今回の整理で保有銘柄は-4+1=-3と3銘柄減って以下の7銘柄となりました。


・ニッセイ日経225インデックス
・eMAXIS先進国株式
・PRUマーケットパフォーマー海外債券
・eMAXIS新興国株式
・Next Fundsインド株式
・Lyxor India
・セゾン・バンガード・グローバルバランスF

保有銘柄がだいぶスッキリしました。あとはPRU MP海外債券とセゾン・バンガードGBFをどうするかです。
海外債券を保有するならもう少し保有コストが安い投資信託が出てきた時に移行する形にするのがベストなのですが、海外債券アセットの投資については悩みどころです。



インドに投資するETF

インドに注目しますので、Agora LifestylesにあったAsiaのETFリストを元にインドに投資するETFのリストを作ってみました。
201003-IndiaETF
※野村AMのNEXT FUNDSは吊られた男が追加しています。

元のAgora Lifestylesのリストに野村AMが無かったように、いくつか漏れはあるかもしれませんが、少なくともインドを対象とするETFはこれだけはあるんですね。
このリストを作って面白いと思ったのは、Currency ETFが2本あることです。日本では不評だった通貨ETFですが、海外での評価はどうなんでしょうか。


また、残念と思いながらも安心したのは、インド株式に投資するETFで劇的に保有コストが低いETFが無いことです。UTI Asset ManagementのS&P CNX Niftyが0.50%ですが、これは国内モノですから仕方ない面があります。
それを除くとAxa-BNP EasyETF DJ India 15の0.65%やPowerShares Indiaの0.75%というところで、今私が投資しているLyxor MSCI Indiaで0.85%ですから余り大きな差はありません。



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