かつての記事にも熱心な方から何度もコメントも貰っていますが、澤上篤人氏関連の記事です。
私の手元にある日経マネーに掲載されていたモノでもありますが、先日内藤忍氏のコラムを紹介したNikkei.comの「月刊日経マネー 特選コラム」に澤上篤人の『続・ゴキゲン長期投資』が紹介されていました。
長期投資を標榜する澤上氏が単年度の決算直前のパフォーマンスで文句たらたらと言うことに違和感も感じますが、それは置いておきます。
ここでは澤上氏があげている「6、7月」「8月」のパフォーマンスを見てみます。
まずは「買いをやや抑え気味にしてきた」という6、7月をチェックしてみます。
Yahoo!ファイナンスの「さわかみファンド」「日経平均」「TOPIX」の3つの比較チャートです。
6月開始時点ではさわかみファンドは日経平均とほぼ並んでトップにいます。
7月末/8月頭になるとさわかみファンドはTOPIXと同じ水準まで低下しています。
つまり、この3つの中で6,7月のパフォーマンスが一番悪かったのがさわかみファンドです。
次に「8月の下げ相場はよく買った」という8月を見てみます。今度はYahoo!ファイナンスでは3ヶ月のグラフになります。
8月開始時点のさわかみファンドはほぼTOPIXとほぼ同じ水準です。そして、決算日前日である8月22日には圧倒的にTOPIXから離されています。8月末までを見ても同じです。
つまり、8月で最もパフォーマンスが一番悪かったのがさわかみファンドです。
「6、7月」でも「8月」でも、100%買い持ちの日経平均やTOPIXの方がパフォーマンスが良いのです。
そのような3ヶ月において「6、7月に買いを抑え気味にして、8月の下げ相場で買ったことが粘り勝ちだった」との評価を与えることは少し難しいと考えます。
私の手元にある日経マネーに掲載されていたモノでもありますが、先日内藤忍氏のコラムを紹介したNikkei.comの「月刊日経マネー 特選コラム」に澤上篤人の『続・ゴキゲン長期投資』が紹介されていました。
「さわかみファンド」にとって2011年8月は、もういい加減にしてくれよと文句たらたらの月だった。8月23日にファンド決算があり、12期目が終わった。せっかくの決算なのに、こんな成績ではファンド仲間の皆様に申し訳ない限りである。
まあ、文句をたれつつも、8月の下げ相場はよく買った。うちのファンドマネジャーは、6月、7月と買いをやや抑え気味にしてきた。彼の粘り勝ちだった
長期投資を標榜する澤上氏が単年度の決算直前のパフォーマンスで文句たらたらと言うことに違和感も感じますが、それは置いておきます。
ここでは澤上氏があげている「6、7月」「8月」のパフォーマンスを見てみます。
まずは「買いをやや抑え気味にしてきた」という6、7月をチェックしてみます。
Yahoo!ファイナンスの「さわかみファンド」「日経平均」「TOPIX」の3つの比較チャートです。
6月開始時点ではさわかみファンドは日経平均とほぼ並んでトップにいます。
7月末/8月頭になるとさわかみファンドはTOPIXと同じ水準まで低下しています。
つまり、この3つの中で6,7月のパフォーマンスが一番悪かったのがさわかみファンドです。
次に「8月の下げ相場はよく買った」という8月を見てみます。今度はYahoo!ファイナンスでは3ヶ月のグラフになります。
8月開始時点のさわかみファンドはほぼTOPIXとほぼ同じ水準です。そして、決算日前日である8月22日には圧倒的にTOPIXから離されています。8月末までを見ても同じです。
つまり、8月で最もパフォーマンスが一番悪かったのがさわかみファンドです。
「6、7月」でも「8月」でも、100%買い持ちの日経平均やTOPIXの方がパフォーマンスが良いのです。
そのような3ヶ月において「6、7月に買いを抑え気味にして、8月の下げ相場で買ったことが粘り勝ちだった」との評価を与えることは少し難しいと考えます。