吊られた男の投資ブログ (インデックス投資)

投資信託を使った低コストインデックス投資/パッシブ投資(バイ&ホールドの国際分散投資)で資産形成を行っている一般サラリーマンの吊られた男が、主に投資やお金のことについて語るブログ。時々、投資やお金以外の話もします。



FX/外為/為替

トルコが政策金利を大幅利上げ - どうなる新興国通貨

先にアルゼンチン→新興国通貨の通貨安でFXが面白いことにと書きましたが、その主役の1人であるトルコリラに大きな動きがありました。

トルコ中銀が大幅利上げ−政治圧力はねのけリラ防衛に動く(ブルームバーグ)
イスタンブール時間29日午前0時(日本時間同7時)にウェブサイトに掲載された声明によると、同中銀は1週間物レポ金利を4.5%から10%に引き上げた。翌日物貸出金利は7.75%から12%に、翌日物借入金利は3.5%から8%にそれぞれ引き上げられた。
翌日物が4.25%の利上げ(7.75%→12%)、1週間物が5.5%(4.5%→10%)の利上げ。続きを読む







アルゼンチン→新興国通貨の通貨安でFXが面白いことに

新興国通貨 揺れ再び アルゼンチン発、トルコ・南アに (日経新聞)
emerging_fx_nikkei20140125
アルゼンチンのペソが1日で10%超の下落があり、南アフリカ(ランド)、トルコ(リラ)など他新興国通貨も軒並み通貨安となったようです。
これ自体は「起こりえるよね」という話ですが、個人投資家の取引としてのFXも面白いことになっているようです。続きを読む



現在の保有商品(投資信託/ETF/FX)

ブログの右側には貼っていました。(スマホ版サイトでは非表示エリア)
しかし、今はその項目を削除してしまったので、私の現在の投資先を書いておくと以下の通りです。

【投資信託】
 ・ニッセイ日経225インデックス ≪購入中≫
 ・eMAXIS新興国株式
 ・Funds-i新興国株式 ≪購入中≫
 ・SMTグローバル株式 ≪購入中≫
 ・セゾン・バンガード・GBF

【ETF】
 ・1549 日興 上場インド
 ・1678 野村 インド株ETF

 【FX】
 ・TRY/JPY L
 ・USD/HKD L

※FXはTRY/JPYが1000通貨、USD/HKDが7000通貨と小額です



≪購入中≫とついているのが追加投資している商品です。基本は≪購入中≫としている「日本株」「先進国株」「新興国株」の分散投資です。シンプルな分散投資が基本です。
そこに新興国インデックスの比率が気に入らないのでインドETFを少し足していますし、セゾンGBFも保有しています。

保有している投資信託/ETFは7本なので管理はそれほど大変ではありませんが、さらなる簡略化のために次の2つをやりたい。
 (1)インドETFを一つに集約
 (2)新興国株式アセットを1つに集約

2014年は20%→10%の軽減税率廃止及びNISA導入のタイミングなので、そこにあわせての整理を考え中です。



日経新聞の外貨預金で含み損は待てばいい…が何故ヤバイのか

[2013/6/1 17:13]ドル部分のグラフの表記に誤りがあったので修正しました


先日は、以下のような日経新聞のコラムのロジックはダメだと突っ込みました。
 ・参考:外貨預金で含み損は待てばいいとか…ヤバイそれはヤバイって日経新聞

日経の記事では以下のような主張でした。

●外貨預金を持っている時、購入時より円安になれば、支払を外貨預金で払えば損失を抑制できる
●外貨預金を持っている時、購入時より円高になれば、支払を円預金で払えば良く、含み損は機会を待てばいい

これはダメなアドバイスですが、何故ダメなのか具体的な数字を使って書いてみます。

dollar_yen

AさんはT1(1ドル=100円)の時点で10万円の円預金と1000ドルの外貨預金を保有しています。(20万円持っていて10万円を外貨預金にしたイメージ)
一方、BさんはT2(1ドル=95円)の時点で10万円の円預金と1000ドルの外貨預金を保有しています。(19.5万円持っていて9.5万円を外貨預金にしたイメージ)

その後、Aさん/Bさん共に海外旅行に行った時にT4のように1ドル=97円になったとします。

日経新聞の「円安で外貨預金がプラス⇒外貨預金から出せば良い」「外貨預金がマイナス⇒円預金から出せば良い」理論に従うと、AさんとBさんの取るべき行動は違います。

●Aさんは1ドル=100円時代に外貨預金を始めているので外貨預金はマイナス ⇒円預金から払うべき
●Bさんは1ドル=95円時代に外貨預金を始めているので外貨預金はプラス ⇒外貨預金から払うべき

これでいいのでしょうか。

T4時点ではAさんとBさんの保有している資産は「10万円と1000ドル(=9万7千円)」のように同じです。
全く同じ資産を持っており同じ行動をするにもかかわらず、「片方は外貨預金を使うべき」で「もう一方は円預金を使うべき」という主張は明らかにおかしい。
このアドバイスには大いに矛盾があります。


さらに言えば、行動経済学では人間の心理作用として「利益は早く確定しがち、損益は引き延ばしがち」という歪んだ作用があります。それを是正するのではなく、助長するかのようなアドバイスは非常によくない。



外貨預金で含み損は待てばいいとか…ヤバイそれはヤバイって日経新聞

海外旅行、円安でもお得に 夏に間に合う外貨活用 (日経新聞)
 カードの利用代金を支払う時点の為替相場を考えてみよう。外貨の購入時より円安が進んでいれば、外貨預金を円に替え、カードの支払口座に移せば実質的に損失を抑えられる。逆に円高が進んでいたら、円預金を支払いにあてる。外貨預金は「含み損」が生じた状態だが、円安になるまで機会を待てばよい。

これが日本を代表する経済新聞の記事かと思うと非常に危機感を覚える記事です。
日銀の異次元緩和による将来的な財政危機よりも危険かもしれません。

●外貨預金を持っている時、購入時より円安になれば、支払を外貨預金で払えば損失を抑制できる
●外貨預金を持っている時、購入時より円高になれば、支払を円預金で払えば良く、含み損は機会を待てばいい

この助言は完全にアウトです。

素人にはちょうどいい練習問題であり、FPや経済記事を書く人にとってはこれを間違えると…



なお、この記事には以下のような非常にありがたいお言葉も転がっています。
円安傾向が続く中でも、4月にキプロスの金融不安などで円高に転じる局面はあった。その機を逃さず、外貨を入手することが肝心だ。
 方法は主に3つある。一つは旅行先の通貨を両替して確保する方法。次に外貨建てプリペイドカードの利用だ。
 ただし、どちらも相場変動を見てタイミングよく確保するのは簡単ではない。そこで考えたいのが第3の方法、外貨預金の活用だ。



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