吊られた男の投資ブログ (インデックス投資)

投資信託を使った低コストインデックス投資/パッシブ投資(バイ&ホールドの国際分散投資)で資産形成を行っている一般サラリーマンの吊られた男が、主に投資やお金のことについて語るブログ。時々、投資やお金以外の話もします。



統計・投資知識

人生へ与える影響が大きくなり得るからこそ金融商品への規制が強力  〜住宅への規制を参考

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金融商品の販売についてはいろいろな規制があります。

有名な法規制としてはまずは金融商品取引法があります。
そして,各種金融商品を販売するには届/登録が必要であったり,商品についてしっかり説明したかといったことが問われたり,業界団体で多くのルールが策定されていたり……とコンビニエンスストアで週刊少年ジャンプやおでんを売るのとはわけが違います。(月刊少年マガジンとも違います)



コンビニで週刊少年ジャンプやおでんを買った顧客が「そんな商品だとは知らなかった,騙された」といってコンビニを訴えて勝訴なんてことはまず考えられません。しかし,金融商品の場合,損した顧客が「そんな商品だとは知らなかった,騙された」と金融商品を販売した金融機関を訴えて金融機関が裁判で負けるといったケースもあります。

このような現象を見て,どんなボッタクリ商品を売ろうとどんなボッタクリ商品であろうと「売る側/買う側の合意に基づく売買契約なのだから規制をする必要はない」と「契約自由の原則」を主張する声もあります。
しかし,これは金融商品の場合に適応するのは非常に危険です。


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投資におけるゴールデンウィーク(連休)対策は十分でしょうか?

ゴルニャン

さて,ゴールデンウィークが迫っています。
「なにそれ美味しいの?」という人もいるかもしれませんが,5月1日/2日を休みにして9連休という人もいるでしょう。

そんな素敵なゴールデンウィークですが,投資家の場合は気をつけなくてはいけないかもしれません。続きを読む



「ドルコスト平均法 vs. 一括投資」? ドルコスト平均法の比較相手は定口数買付では?


最近はドルコスト平均法(定額買い付け)と一括投資を比較する話をしばしば目にします。私もこの手の話には乗っかります。
しかし,そもそもドルコスト平均法って一括投資と比較するようなものでしたか?

社会人になった時の投資教育では「ドルコスト平均法 vs. 定口数買付」だった

私が社会人になってすぐに会社の確定拠出年金教育で受けた説明でもドルコスト平均法の説明がありました。
ここでドルコスト平均法の比較対象となったのは定口数買付です。具体的には「毎月1万円ずつ購入する vs. 毎月1万口ずつ購入する」のような比較です。相場の上下動がある場合,以下のように安い時にたくさん買って高い時に少なくしか買わないドルコスト平均法の方が有利という結論が説明されます。

dollar_average
(同じ9万円の購入でもドルコスト平均法では91,237口と1,237口多く買えている)

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インデックス投資が情弱の投資だとして,情報強者になると何が嬉しい?

情報弱者

すべての投資家は情弱である (The Arts and Investment Studies)

上のブログも一つ念頭に置いて読んでいただけると面白いかもしれません。

インデックス投資は,具体的にはインデックスファンドを活用して広く国際分散投資して持っておくだけ (※細かくはリバランスやリスクに応じたリスク配分の見直しなどもありますが割愛) ということで「インデックス投資家は思考停止」「インデックス投資家は情弱(情報弱者)だ」のような批判があります。

毎日のように各社のIRを読み込んでいたり世界経済の情報に目を通している人でもインデックス投資はできるので,インデックス投資している人を思考停止している人や情報弱者と決めつけるのは乱暴だな…とも思うのですが,それはちょっと脇道なのでおいておきます。

情弱で何が問題なのか?

インデックス投資家の中には情弱でない人もいるでしょうが,ここでは「インデックス投資家には情弱が多い」を前提条件とします。では,情弱だと何が問題なのでしょうか。

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金融リテラシー調査結果が公表されています。日本人の金融リテラシーや如何に!?



金融リテラシー調査2016年調査結果 (知るぽると)

金融リテラシー調査の結果が発表されました。いろいろ興味深い結果がありますが、その中からいくつかをご紹介。

複利の金利計算は苦手な模様

税金を考慮せず、100万円を年率2%の利息がつく預金口座に預けた場合に5年後に口座の残高がいくらになっているか、という問題で「110万円より多い」という正解を選んだのが42.9%と半数以下でした。「上記の条件だけでは答えられない」を選んだ人が10.7%おり、ここには分かっていて少しひねくれた人がいるのかもしれませんが、それにしても正答率は高くありません。

10万円の借り入れがあって金利が複利で年率20%の場合に返済しないと何年で倍になるか、という問題で正解の2年以上5年未満を選んだ人は40.6%です。2年未満が2.7%、5年以上10年未満が16%、10年以上が2.6%で、分からないが38.1%となっています。年率20%の単利だと20%×5年=100%で倍なのですから、複利だとそれより短いということで2年以上5年未満ということは、複利を理解している人にはすぐに計算できそうなものですが、複利の概念がよく分かっていない人が多い模様です。

契約の時の注意事項は…

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