foy2016_event

1月14日に渋谷にあるシダックス・カルチャーホールにて「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2016」の結果発表が行われました。

詳細は以下のすぱいくさんのブログが速報にも関わらず詳しいです。
  • 【速報】投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2016 結果発表【第一部 投資信託 これまでの10年、これからの10年】 #foy2016
  • 【速報】投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2016 結果発表【第二部 結果発表】 #foy2016


  • 森信親金融庁長官からこのFOYの賞へメッセージ

    これが最大のハイライトだったという人もいるかもしれません。なんと,受賞ファンドの発表の前に森信親金融庁長官からのメッセージが読み上げられました。
    「投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2016」の開催にあたり一言ご挨拶を申し上げます。
    この文言から始まるメッセージで,次のようなコメントもありました。
    良質な投資商品を普及させる上で、投資家自身が投資信託の質の向上に向けた取組みを進めていくことは、とても有意義だと考えます。皆様には、投資を行う顧客の目線に立って、投資商品を客観的・公平に評価し、広く発信していく運動を更に深化させていただければ幸いです。

    一般人のブロガー有志が始めた賞に対して,金融庁長官がメッセージを出すとは……と驚きです。


    FOYの結果について

    ■<換金・購入手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドの圧勝

    1位には<換金・購入手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドが2位のたわらノーロード先進国株式にトリプルスコアをつける圧勝で1位に輝きました。これで3連覇です。
    信託報酬引き下げが評価された形で,ライバルであるたわらノーロード先進国株式に圧勝しました。たわらも信託報酬こそ高いですが,圧倒的なマザーファンドの規模及び連動性の高さという実績からもっと僅差になっていいと思ったのですが…この差は予想外でした。

    ■ひふみの各ファンドの苦戦。しかし,ひふみシリーズは高評価

    そのパフォーマンスの良さ,情報発信力,等が評価されて例年ランクインしているひふみ投信ですが,今回はひふみ投信の6位が最高順位と5位以内に入れませんでした。7位にひふみプラスが入っていますが,票をを分け合う形になっていて現在の制度では致し方ないことかと思われます。

    しかし,10周年にあたって特別賞があり,ここで「ひふみ投信(6位) + ひふみプラス(7位) + ひふみ年金(20位)」という3ファンドをひふみシリーズとして取り上げて表彰されました。
    この3ファンドを合わせると2位のたわらノーロード先進国株式よりも票数が多いということになり,ひふみシリーズ自体への支持は損なわれていないようです。

    ■アクティブファンドの苦戦

    2013年には3位に輝いた結い2101が今回はTop10を逃しました。ひふみシリーズは頑張っている中で,ジリジリを順位を落としています。
    セゾン資産形成の達人ファンドは10位と前回/前々回の11から1つ順位を上げて来ましたが,全体的にひふみシリーズを除いてアクティブファンドの勢いが止まった印象です。
    もっとアクティブファンドがここに入ってきたほうがオモシロイと思っているので,来年のアクティブファンドの奮起に期待したい。

    おまけ:懇親会

    foy2016_konshinkai
    FOYの後は,準公認?の懇親会がワイン酒場 ディプント渋谷神南店にて開催されました。私はボランティアスタッフとして司会をお手伝いさせていただきました。
    また,FOYの発表の場には金融庁長官のメッセージがありましたが,懇親会には金融庁の政策企画局政策課 課長補佐の今井利友氏に来ていただき,この投資信託投資家界隈で話題となっている積立NISAに関するプレゼンテーションもいただきました。

    10年を迎え,来年以降のさらなる飛躍に期待

    今回で10年目を迎えた「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2016」ですが,金融庁の目にもとまるイベントになったということで,勝手ですが2017年はさらなる飛躍に期待したい。




【関連コンテンツ】