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「バイ&ホールド」や「ロング(買いから入って売る)」投資に対する代表的な批判の一つとして「投資対象の価格が上がる時しか儲けられない」があります。
確かに相場や対象アセットの価格が右肩下がりの時には、「バイ&ホールド」や「ロング」で儲けることはできません。せいぜいポジションを持たないようにして損しないようにすることだけです。

ロングとショートを駆使すれば、いつもチャンスはある

一方、そんな相場環境でも売りショート(売り)を駆使すれば儲けることができます。
相場が上がる時にはロングで儲けられるし、相場が下がる時にはショートで儲けられます。ロングオンリーと違って、どの相場環境でも儲けるチャンスがあります。

でも、裏返せばどんな相場環境でも損する可能性があるとも

ロングだけでなくショートも駆使する投資方法は、相場が上がっても下がっても儲けるチャンスがある投資法ではあるのですが、そんなおいしいだけの話では終わりません。

相場が上がっても下がっても儲かるのは予想が当たった時だけです。簡単に式にすると以下のような場合です。
    • ロング × 相場上昇 = 儲かる
    • ショート × 相場下落 = 儲かる

実際はこの儲かる2パターンだけではありません。次のように儲かる2パターンに加えて損する2パターンがあります。
    • ロング × 相場上昇 = 儲かる
    • ロング × 相場下落 = 損する
    • ショート × 相場下落 = 儲かる
    • ショート × 相場上昇 = 損する

ここでロングオンリーの戦略を見ると以下の通りです。
    • ロング × 相場上昇 = 儲かる
    • ロング × 相場下落 = 損する

相場上昇と下落の可能性が五分五分だとした場合、結局のところロングとショートを駆使する方法は、1/2の確率で儲かるところを2/4の確率で儲かるというように、儲かる/損するパターンの組み合わせを変えるだけです。予想を高い精度で当てられるというのでなければ、特に有利な方法というわけではありません。

今回は上昇と下落を互角としましたが、株式のように期待リターンが(一般的に)プラスと考えられているアセットで考えた場合、「ロングオンリー」と「ロングとショートを駆使する」のどちらが有利か…


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