すでにTwitterなどでは先に拡散もしていますが、私のインデックス投資に関するインタビュー記事がザイ・オンラインに掲載されました。
ザイと言えば、どちらかと言えば「FXで大儲け」「爆騰銘柄を狙う」といったようなガツガツした投資のイメージがあるのですが、今回はインデックス投資にもお声がかかりました。
昨今の株高・円安相場で利益が出てくると声をかけてもいいかな…となったのでしょうか。
以下がその該当記事になります。
インデックス投資で運用利益1000万円オーバー!資産配分からポートフォリオ、積立方法まで、個人投資家・吊られた男さんの手法のすべてを公開!
タイトルがザイっぽいのはご愛嬌ですかね。
アセットアロケーションだコストだ、とインデックス投資に関する基本もお話しさせていただきました。もちろんインデックス投資に限らず超重要なリスク許容度の話も書かれています。
それらだけではなく、個人的に追加で伝えたかったのは、「ゆるいルールをしっかり守ろう」ということです。
以下にその話をつらつらと書いてみたいと思います。
ルールはゆるめでOK。そして、しっかりと守ろう
記事中でも中見出しの中に「厳密なルールをつくるのはNG」とありますが、ここはポイントと考えています。岡本和弘氏が著書の「自分でやさしく殖やせる 「確定拠出年金」最良の運用術」にて投資方針書なるものの作成を進めたことから一部のインデックス投資家ではそのようなものを作っている方もいました。
作成自体はいいのですが、岡本氏自身も「あまり詳細でなくても構わないので」と言われているように細かすぎなくていい、いや細かすぎるのはよくないでしょう。
投資に限らず一般的にルール化する時(例えば何かの勉強)に非常に細かく決める人がいます。「毎日必ず1時間は■■をやって…夜の8時~8時半は●●、8時半~9時は▲▲」みたいなやつです。
これを見事に守れればいいのでしょが、そうはいかないのが現実社会。こういうルールが守られないケースが多数あります。その場合に、ルールを無視してしまったり、ルールを(都合よく)変えてしまうという対応がよくあります。これがよくない。
幾ら厳密なルールを設定しても、それに従った運用がされず、そのたびにエクスキューズされているようでは、厳密なルールに意味はありません。仕事でも、議論の末に難しいルールが策定されたもののちゃんと運用されずに形骸化されたり忘れ去られていくのを何度見てきたことか…
それよりは、実際の運用の継続性を考えて、無理せずに守れる程度のゆるく考えておいてそれを守っていく方が価値があるでしょう。
私の投資方針などまとめると以下のようなものです。ここに収入や支出額を考慮して、現状では「年240万円ほど投資できたらいいな」程度に考えています。
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しかし、世帯間でリスク資産と安全資産をわけることは、証券会社2つでやりくするのとは根本的に異なると思います。なぜなら、かなりの確率(2割とか3割とかでしょうか)で離婚リスクがあるからです。
これは、どんなに仲がいい(と思っている)家庭でも起きる可能性があるリスクです。
また、これだけの額を投資しているにもかかわらず、夫婦間で知らないというのは、無責任すぎるとしか感じません。
投資がどうのこうのの前に、何のための人生なのか、何のための結婚なのかがとても不明確です。
人それぞれなので、口出しすべきことではありませんが、資産運用でこれだけ有名な方が、夫婦間で資産運用のことを共有していないのは、インデックスを目指した金融商品を購入してはいるものの、アクティブ運用をしているように(少なくとも奥様からはそうとしか思えません)感じてしまいます。
ぶれないインデックス投資をしっかりと貫いていかれるところは、投資家として模範となる行動ですが、その前回が腑に落ちないので書かせていただきました。