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セゾン投信のブロガーミーティング(第2回)に参加してきました。
  ●前回のレポート ⇒ セゾン投信のブロガーズミーティングに参加しました

セゾン投信からは社長の中野氏、運用マネージャの瀬下氏などを含め10名の方が参加され、ブロガーは6名という陣容でした。

【参加ブロガー】
ミーティングは簡単な自己紹介に始まり、中野社長からの今のセゾンのステータスアップデート及び今後の成長戦略について話がありました。その後に本題のディスカッションをして終了となりました。
事前に掲げられたテーマは以下の2つでしたが、これに中野社長が説明した成長戦略に関るすることであったり、その他のことなどセゾン投信に関する様々なことについて話ができました。

【事前のテーマ】
  • いまあらためて、投信ブロガーから見た『セゾン投信』
  • こんな情報提供があれば、セゾン投信はもっとブログネタになる


トピックとしてはいろいろあり、昔からの運営の軸に沿ったテーマも多かったのですが、目新しいところとしては、今年から始まったNISA、他独立系投信でも徐々に始まっている他販売会社でのセゾン投信のファンドの販売、確定拠出年金(401k)など。

NISAについては、つい先日NISA口座の利用状況等の調査結果を金融庁が発表した直後であり、まさに注目を集めているところです。
セゾン投信はNISA対応済みであり、積立を実施しているNISA口座開設者は自動的に積立が優先的にNISAに回るという仕組みもあって他と比較してNISA口座の稼働率は高いようです。

外販についてもセゾンは検討をしているということでこちらも気になります。あくまでセゾン投信の理念は大事ということなので安易に販路を増やすだけということはしたくない…という話もあり、一足飛びに「どこでも取り扱ってくれるところなら外販OK」とはならないようですが、ウォッチしていきたいトピックです。

また、確定拠出年金の運営管理機関という声もあり、NISAよりも確定拠出年金を推す私としては非常に気になるトピックでした。


そういえば、セゾン投信の経営状態についての話もあり、2013年には単月黒字も実現していましたが(その後また赤字になった)、ついに年間での黒字というラインも見えてきたようです。いよいよ安定した投資信託会社という足固めを行える段階に来たのかもしれません。



なお、当初のトピックで上げられていた、ブロガーがどうやったら取り上げるか…はなかなか難しいテーマでした。
集まったブロガーは基本的にはセゾン投信の現在の理念を貫いてほしいというスタンスであり、安易な新商品発売や奇抜なことには反対のスタンスです。しかし、ブロガーが取り上げやすいのは何か新しい変化があった時であり…ここはなかなかに難しい。
NISA対応や受け入れられる外販などであれば、ブログネタにもなりますが、そう簡単にある話でもなく、日々のブログネタになるというものはなかなか難しい。

その中で、私が取り上げてみたのは、ブログで取り上げやすいデータの提供です。
一例として、資産形成の達人ファンドの組み入れ銘柄情報などがあると、私のような人が時系列での比較やインデックスとの比較などをした定点観測的な記事を書きやすいので、何かそういう情報を提供できれば面白いのではないかということを取り上げさせていただきました。
ここは理解も示していただきましたが、その一方でやはりファンドオブファンズの投資先ファンドの情報となるとセゾン投信としてもすべての情報をもっているわけでもなく開示できないものもあったり、時間差があったりするとどうなんだろう…という思いもあるようです。確かに回顧的にでも分析するのが好きな人というのはそう多くなく、数か月前の投資銘柄一覧を開示されても知りたいのは今だという人の方が多いとは思います。

その他のネタ

中野社長のセミナーなどでの話し方とセゾン投信などで書いている文章にギャップがありすぎ、セミナーではあれだけくだけた暑い話をするのに文章になるとシンクタンクのレポート読んでいるみたい…という声がありました。私もこれは同意を表明しました。だって、明らかにギャップあります。

全体所感

年度での黒字化も見えてきたという話もあるように、セゾン投信はいよいよ本格的に投資信託運用期間の仲間に入ってきたという印象を受けます。一方、それでも2つのファンドを合わせた資産残高の900億円程度は大きいとも言えず、まだまだこれからやってもらわないと、という印象もあります。
現状維持では大きな成長は見込めない、しかし何か奇抜なことをやると既存のポリシーがゆがんでしまう、という狭間で何とかいい方法はないか…といろいろ考えていられることがひしひしと伝わってくるミーティングでした。

新しい動きはリスクもあるものの、是非ともセゾン投信の更なる発展のためにも細心の注意を払いながらもDare to Tryの精神で大胆にやっていただきたいものです。(無理難題の言いたい放題)







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