no_001

ありがちな勘違いインデックス投資批判シリーズです。

インデックス投資家は、よくコストの話をします。特にノーロードが広まっている昨今は信託報酬の話をすることが多くあります。
「信託報酬は低い方が良い」というのがインデックス投資家の主流な主張です。

そういう話に対して反論もあるのですが、的外れなものが結構あります。
その代表的な一つが、タイトルのようにインデックス投資=何が何でもコストが低いファンドを選ぶであるとか、コストだけでファンドを選ぶかのような誤った認識です。

世の中のインデックス投資家の声(インデックス投資ブログ等)に注目してもらえば分かりますが、コストだけでファンドを選ぶような愚を犯している人はまずいません


例えば、私が購入しているニッセイ日経225インデックスファンドは信託報酬が0.25%(税抜き)と公募型投資信託では信託報酬が非常に安い部類になります。

コストだけで選ぶが真なら、以下のような声が出てきてもおかしくありません。
    • コストが安いのはニッセイ日経225インデックスファンドだから全部これを買うべきだ
    • SMTグローバル株式インデックス・オープンよりニッセイ日経225インデックスファンドの方が信託報酬が安いからSMTグローバル株式インデックス・オープンなんて買わずにニッセイ日経225インデックスファンドを買うべきだ

しかし、私が知る限りこのように主張するインデックス投資家はいません。

これは当然で、インデックス投資の重要なポイントは「バイ&ホールド」「国際分散投資」です。いわゆるアセットアロケーションが投資成果の大部分を決めるからアセットアロケーションが大事というやつです。

アセットアロケーションが決まったら具体的に投資する商品を選びます。その商品選択時の1要因としてコストがあります。あくまでアセットアロケーションが先です。

投資信託の投資対象を無視してコストのみで比較するなどということは、インデックス投資家がやることではありません。


【関連コンテンツ】