インサイダー取引は良くない。

日本生命子会社など インサイダー取引か (NHK)
日本生命の子会社など複数の資産運用会社が、3年前、証券会社から上場企業の資金調達についての情報を得て、株のインサイダー取引をしていた疑いがあることが関係者への取材で分かりました。
証券取引等監視委員会は、近く、これらの会社に課徴金の支払いを命じるよう金融庁に勧告するとみられます。
関係者によりますと、このうちニッセイアセットマネジメントは、3年前、国際石油開発帝石が公募増資をするという情報を増資を担当した野村証券の営業担当者から得ていたということです。

日本生命グループ及び野村證券によるインサイダー取引が行われていたようです。
課徴金の支払い命令等の処分が下る…とのことですが、インサイダー取引への処分が甘いように感じられて仕方ありません。(個人に5年以下の懲役または500万円以下の罰金、法人に5億円以下の罰金)

インサイダー取引が発覚したとしても「得られた利益の没収+上記の罰金」ではやった方が得と考えてもおかしくありません。

アメリカこそ正義とは言いませんが、アメリカでは得た利益の最大3倍の没収、懲役20年/罰金500万ドル(法人は2500万ドル)というより厳しい処罰があります。

市場の健全性に対する責務を負うということを考えても、日本の制度はぬるすぎでしょう。
もちろん罰則を厳しくすればインサイダー取引という犯罪がなくなるわけではありませんが、相応のペナルティは受けるべきです。


【関連コンテンツ】