パッシブ投資(インデックス投資)をしているとアセットアロケーションコストを非常に重視している人が多いでしょう。「アセットアロケーションで投資成果のほとんどが決まる」という考えに拠っている人も多いはずです。

アセットアロケーションは重要ですが、パッシブ投資(インデックス投資)を始よると楽しくなってしまうのはポートフォリオ構築。
「日本の株式を○%、海外の株式を△%にして、株式と債券の比率は…」のように考えるのは楽しい。「このポートフォリオに資金を投じていけば、リタイアする30年後には○万円に…」のようにパッシブ投資(インデックス投資)で資金を増やすことに目が行ってしまいます。
そして、投資開始時は頑張って多くの資金を投資に向けてしまう。増えればもっと増やしたくなるし、減れば安くなったから安い時に多く買いたい(ナンピン)という心理も働きます。


しかし、待って欲しい。

パッシブ投資(インデックス投資)では、パッシブ投資(インデックス投資)に投じる資金をいくらにするかを決めることが重要です。

俗にパッシブ投資(インデックス投資)をする人たちの間では、投資に回さずに何かあった時のために備えておく資金として生活防衛資金と呼ばれるお金を残しておくのが一般的です。ある程度の金額は投資に回さずに、預金やMMF/MRFなどのようにリスクが低い資産で持っておきます。
  ※生活防衛資金という用語は「投資戦略の発想法(木村剛著書)」に出てきており、木村氏は生活費の2年分を提唱しています。


パッシブ投資(インデックス投資)をやっているブロガーの多くも生活防衛資金を確保した上で投資をしており、パッシブ投資(インデックス投資)に全資産を全力投球ではありません。梅屋敷商店街のランダム・ウォーカーのようにこの生活防衛資金の重要性を繰り返し説いているブログもあります。
なお、個人投資家のパッシブ投資(インデックス投資)で大御所と私が考えている2人である水瀬ケンイチさんとybさんが自身の生活防衛資金についてブログで書かれており、生活費2年分以上とされています。
 ※あくまで書かれている分についての話ですので、それ以外の部分は分かりません

●水瀬ケンイチさん (梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー)
●ybさん (Passiveな投資とActiveな未来)

生活防衛資金の「2年分」という金額については議論があって3か月分でOKのような意見もありますが、いずれにしても投資資金は金融資産全体の中の一部として考え、パッシブ投資(インデックス投資)の外で資金を持っておくことがパッシブ投資(インデックス投資)の肝です。

パッシブ投資(インデックス投資)はずっとフルインベストという意見もありますが実は違います。実は常にキャッシュポジションを持ち続けることこそがパッシブ投資(インデックス投資)のポイントです。


「他人の投資外の資金に言及しておいて自分には言及しないのかよ」…という意見もあるかと思うので、自分のことも簡単に触れておくと以下のイメージです。(下のボックスの大きさと金額は関係ありません)
tsurao asset


家計金融資産の内訳をしっかりと把握していませんが、最下層のボックスではパッシブ投資部分が最大です。そして、「自分の資産から生活費3か月強&妻の資産の大部分」が無リスク/低リスク資産になっています。


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