バークシャー・ハサウェイは、あのウォーレン・バフェットが率いる保険会社です。

世界的に有名なアメリカ企業ですが、ダウ平均(ダウ工業株30種平均)には入っていません。
ダウ平均に入るには規模が小さすぎるのかと言うと、そうではありません。Yahoo!Financeから2012年6月6日時点のダウ平均の構成銘柄30種及びバークシャー・ハサウェイの時価総額を抜き出して、時価総額順に並べてみました。

1. Exxon Mobil (374.93B)
2. Microsoft (246.57B)
3. IBM (223.76B)
4. Wal-Mart Stores (223.08B)
5. AT&T (202.63B)
6. General Electric (199.89B)
X. Berkshire Hathaway A (199.71B)
    (B株 133.44M)

7. Chevron (196.92B)
8. Johnson & Johnson (172.47B)
9. Procter & Gamble (169.34B)
10. Coca-Cola (168.46B)
11. Pfizer (164.07B)
12. Intel (131.16B)
13. JPMorgan Chase (125.89B)
14. Verizon Communications (118.67B)
15. Merck (115.28B)
16. McDonald's (90.10B)
17. Cisco Systems (89.38B)
18. Bank of America (82.33B)
19. Walt Disney  (81.38B)
20. The Home Depot (77.45B)
21. Kraft Foods (67.34B)
22. United Technologies (67.11B)
23. American Express (63.74B)
24. 3M 58.72B
25. Caterpillar 56.53B
26. Boeing 51.70B
27. E.I.du Pont 45.57B
28. Hewlett-Packard 44.23B
29. Travelers 23.98B
30. Alcoa 9.21B

ダウ平均採用銘柄と比較しても、GEと僅差の7位に入ってきます。規模としては十分にダウ平均規模の企業です。

そのバークシャー・ハサウェイをダウ平均に入れてみたらどうなるか…
時価総額最下位のアルコアと入れ替えてみます。
dow30_brka

30銘柄の2012年6月6日時点の株価で指数への寄与度を計算すると面白いことになります。

ダウ平均は単純平均型の指数なので、なんとダウ平均の98.667%はバークシャー・ハサウェイが占めることになります。2位のIBMですら0.159%にすぎません。

バークシャー・ハサウェイ1銘柄が1%下げると、他の29銘柄が全部1%上昇してもダウ平均は0.97%下がります。


※現実的には流動性などを考慮して採用されないでしょう(B株ならまだしも株価が高く流動性に乏しいA株は無い)


【関連コンテンツ】