コネ採用は正当? の続きです。

コネ採用 vs 公平、公正、開かれた採用」はサッカーなどのプロスポーツチームの「スカウトとセレクション」の関係に近い。
(ドラフト制度など特殊な採用制度を設けているケースは除外します)

Jリーグなどのチームを思う浮かべてもらうとよいが、プロスポーツチームには選手獲得の担当者がいて優秀な選手を探してオファーを出します。全国高校サッカーの放送でも「鹿島アントラーズ入りが決まっている…」のように紹介される選手もいます。
また、選手やチーム関係者も「あいつはすごい」という選手を知っていればチームに推薦することもあります。他にも外部のサッカー関係者から推薦を受けることもあります。このような推薦を受けた場合に、人事権を持つものが審査をして採用可否を決めます。


一方、セレクションという方法もあります。
そのチームに採用されたい人が自ら応募して、チームの担当者の前で自分をアピールして採用される方法です。この採用方法は基本的には上のスカウティングにかからなかったその他大勢のプレーヤーたちに与えられたチャンスです。


スカウトだけで十分にいい人材を確保できるならスカウト採用だけで十分です。わざわざセレクションなど開く必要はありません。
一方、スカウトでは欲しいだけの人材が集まらない場合には広く公募することが重要になるでしょう。


企業の採用活動もこのように考えるとよいのではないでしょうか?
コネ採用のお声が掛からないということは自分が二軍だということを認識した方がよいでしょう。


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