月例のファンド資金流出流ランキングです。
  ※ソース: 10月の月間資金流入額ランキング (Quick MoneyLife)

資産増加トップ10ファンドは次の通り
1. 短期豪ドル債オープン (316億円増加)
2. エマージングボンドF豪ドル (298億円増加)
3. ダイワ米国リート・ファンド (225億円増加)
4. ダイワ日本国債ファンド (219億円増加)
5. ハイインカム(目標払)レアル6M (211億円増加)
6. 米国ハイ・イールド債 豪ドル (193億円増加)
7. 世界公共インフラ債券投信(豪ドル) (164億円増加)
8. ハイインカム(目標払)レアル1年 (163億円増加)
9. ダイワ・US-REIT・オープンB (154億円増加)
10. アジア・オセアニア債券オープン (114億円増加)

短期豪ドル債オープンは安定的に資金が入っていて相変わらず強いですね。


本題の資産流出トップ10ファンドは次の通り。
1. グローバル・ソブリンオープン (750億円減少)
2. ダイワ・グローバルREIT (255億円減少)
3. ダイワ・グローバル債券ファンド (187億円減少)
4. ピクテグローバルインカム株式 (175億円減少)
5. ダイワ外国債券F ダイワスピリット (163億円減少)
6. ラサール・グローバルREIT (149億円減少)
7. フィデリティ・USハイ・イールド (130億円減少)
8. 米国ハイ・イールド債 ブラジルレアル (129億円減少)
9. ドイチェ高配当インフラ関連(Bレアル) (111億円減少)
10. ブラジル・ボンド・オープン (97億円減少)

今月は2位が255億円減だったせいもあり、グロソブの資金流出額が群を抜いています。
750億円の流出と相変わらず巨額な資金が出ていっています。今月は運用成績がプラスだったこともあって2兆円割れは免れましたが、このペースで資金が出て行くとかなり辛い。
純資産総額も減ってきているのだから資金流出ペースがいい加減弱まってもいいように思うのですが、まったく変わりません。
いつまでこれが続くのかが気になってウォッチしているのですが、なかなか歯止めが利きません。

各銀行の販売員が、毎月の投信販売ノルマを達成するために毎月決まった額のグロソブを解約させているのではないかと思えてくるほどの安定した資金流出です。


そしてグロソブ以外では、ダイワが面白い。絶対王者のグロソブの影に隠れていますが、資金流出トップ5にグローバルREITグローバル債券外国債券Fの3ファンドがランクインしています。
また、以下が興味深いです。
 ・米国リート・ファンドが225億円の流入超で、グローバルREITが255億円の流出超。
 ・日本国債が219億円の流入超で、グローバル債券+外国債券Fが合計350億円の流出超
「グローバルREIT → 米国REIT」「外国債券 → 日本債券」という資金の流れがあるように見えます。


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