『還暦の投資信託、運用不振で普及せず 欧米と差広がる 個人金融資産の4%どまり』

日経新聞の記事です。
日本の投信総資産高が増えないことを嘆く記事ですが、私が興味を持ったのはそれ以外。

日本で独自の進化を遂げた「ガラパゴス投信」がいま、世界で存在感を高めている。運用資産の一部を取り崩して投資家に現金を毎月支給する「毎月分配型投信」は日本で14年前に誕生した商品。当初は「複利効果を生まず運用効率が悪い」と海外から冷ややかな視線を浴びたが、残高が36兆円を超える「大ヒット」を目の当たりにして、ここ1年で香港や台湾で本格的に売り出されるようになった。
外国債券など本来の投資対象に通貨の運用も組み合わせて高収益を狙う「通貨選択型投信」も金融危機後の日本で生まれた商品だ。日本での人気ぶりを受け、今年から似た仕組みの金融商品の販売が韓国で始まった。「商品性で日本の投信市場は海外より進んでいる」。フィデリティ投信の太田創商品マーケティング部長はそう話す。

毎月分配型や通貨選択型がアジア諸国でも採用されだしているとのことです。
日本で顧客ニーズを丁寧にくみ上げて磨き上げてきた「毎月分配」「通貨選択型」という仕組みは世界に羽ばたけるのでしょうか?

毎月分配型は老若男女に広まるのでしょうか?
通貨選択型は自国通貨の金利が高い国では苦戦しそうですが、金利が低い国でどうなるのでしょうか?

大変興味深いテーマです。


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