最近のインターネットの世界にたくさんの情報があふれています。
インターネットニュースのみならず、私もその情報垂れ流しの一人ですが、Twitterや2chなどの掲示板やQAサイトやブログなど、多くの情報があふれています。この中にはくだらない情報もありますが、有意義な情報もたくさんあります。
私も含め、このような環境にあると、ニュースサイトやブログなどで得た情報である程度満足しがちです。

そんな中で「本を読みましょう」という意見も多く聞きます。私も賛同します。
本には多くの有益な情報が詰まっています。1つのテーマに絞って校正をして書かれているだけあって、読みたいテーマが決まっている時には明らかにテレビやブログやニュースサイトなどが提供する情報より有用です。(もちろん、本全てが優れているわけではない)

例えば、
●インデックスファンドの有用性について


●放射線の人間への影響について(安全派よりな立場)


これら1冊でその分野は完璧とは言いませんが、ブログやTwitterでしたり顔で書き散らかされている情報を何日、何週間にわたって追うよりもしっかりとした情報を得られます。本は依然として有用です。


ここまでは序文。

その上で、「レポートを読む」ことを強く推奨したい。これが本題。
上にも書いたように本も良いですが、本も情報のサマリーであることが多くなっています。また、読み物ということでやや冗長的です。その分だけ論理やデータの裏づけが薄くなっています。
そこで推奨したいのが「レポートを読む」こと。

(忙しくて読めていませんが)先日見つけて面白いと思っているレポートは、労働政策研究・研修機構(JILPT)の『最低賃金の引上げによる雇用等への影響に関する理論と分析』です。このレベルの情報はブログなどではなかなか手に入りません。

野村総研の『NRI国際年金研究シリーズ』などは諸外国の年金制度など、ブログレベルではなかなか手に入らないような情報が提供されています。
海外の年金情報でも「簡単なものがいい」という人には『諸外国における公的年金役割後退の対応策』(野村資本市場研究所)のようなレポートもあります。これも概要レベルですが諸外国の年金制度についての記述があり有用です。


レポートを読むことは、ネットサーフィンをしてブログやQAサイトなどを飛び回るよりも効率的に有用な情報を入手できます。ブログは「僕はこう思う」「あの人はこう言っている」という話であり、自らデータを分析して公表しているようなブログはほとんどありません。データ好きを公言する私もなかなかそこまでする気にはなりません。
レポートでは研究成果などを正確に伝えることが目的となっており、実際に分析や理論の検証を行っているので、一般の本よりも更に深いレベルの知見が手に入ります。(一般書が参考資料として挙げているのが、主に研究レポートなどなので、当然と言えば当然ですが)


放射線関係では、チェルノブイリ事故のデータをUNSCEAR(国連科学委員会)が2008年に報告した『Health effects due to radiation from the Chernobyl accident (2008)』なども参考になりました。
原典は英語なのですが、健康被害部分だけサマリーして翻訳したものが、『国連科学委員会報告2008年チェルノブイリ事故の放射線の健康影響について』として国立がんセンターのページにも掲載されています。
国立がんセンターのサイトにある日本語版を読んでから、原典の該当箇所と思われる部分にあたって、その前後を読んでも面白いかと思います。

このようにレポートには非常に役立つ情報が散りばめられています。こんな素晴らしいモノが無料で配布されているのですから、読まない手はありません。
 (※ブロガーはネタ集めにもなります)


【関連コンテンツ】