私の投資スタイルは長期保有の分散投資です。

世間ではこのような投資スタイルをする人を賢い(スマート)投資家などと呼んだりもしています。
賢い投資家などと言われると何か凄いもののように聞こえてしまいますが、このような投資方法は稼げません。基本は市場の波に乗るだけですのでリターンは微々たる物です。
稼げるのは馬鹿になった人です。

ファンダメンタルから乖離して過大評価される資産があります。
賢い人は、このようなものはバブルだと判断して投資から手を引きます。しかし、これでは儲かりません。
ここで稼げる人はバブルを承知でバブルに乗ります。レバレッジをかけて(借金して)でも乗る人もいます。こういう人がバブルの波に乗って資産を一気に増やします。これが儲かる投資です。
逆に言えば、こうでもしないとなかなか儲かりません。日々の値動きでコツコツ稼いで儲ける人がいても、それは至難の業です。やはり儲けるにはバブルの波に上手く乗ることです。

バブルこそが「稼ぐ投資の醍醐味」です。大きな値動きで資産価値が急上昇している時ことが稼ぎ時です。投資のバイブルとしての名著『敗者のゲーム』でも【過去72年間のうち、ベストの5日を逃すと、利益は半減してしまう。投資家は「稲妻が輝く瞬間」に市場に居合わせなければならないということだ。】という記述があります。時間単位がDayではありませんが、バブルのようなベストランキングに入るような急上昇を採り逃すと投資利益は激減してしまいます。

投資で大きく稼ごうとしている投資家たちは、こういう理由からもファンダメンタルと乖離したバブルだと分かっていても止めることができないことになります。

だからこそスマートな投資家がスマートに投資する環境も提供されるわけで、ある意味Win-Winな関係が成立しているとも言えます。


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