米銀大手4行がそろって「完全試合」、政府支援による業績回復鮮明に (Bloomberg.co.jp)
資産規模で米銀トップのバンク・オブ・アメリカ(BOA)と同2位のJPモルガン・チェース、同5位のゴールドマン・サックス・グループは監督当局への提出書類で、1−3月期にトレーディング損失を計上した日は1日もなかったと報告した。同3位のシティグループは日々のトレーディング収支について四半期ごとに開示していないが、事情に詳しい関係者2人によると、全営業日でトレーディング収支が黒字となったという。
全営業日で黒字は凄いですね。しかも4行も同時に。


Bloomberg.co.jpの関連ニュース(JPモルガンも「完全試合」、1−3月期はトレーディング損の日なしを見ると、以下のような記述もあります。
米銀JPモルガン・チェースの2010年1−3月(第1四半期)は、ゴールドマン・サックス・グループと同様、すべての営業日で1日当たりのトレーディング収支がプラスとなった。これは両社ともに、創業以来で初めて。
バンクオブアメリカとシティは分かりませんが、ゴールドマン・サックスとJPモルガン・チェースで創業以来初のことが同時に起こったというのは、よっぽど外部環境がよかったということでしょう。内部努力だけでもある程度の改善はできても4社が完全試合できた理由を内部にだけ求めるのは難しそうです。



失業率が高い水準の時のこういうニュースはウォール街批判のタネになるのでしょうか。


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