先日の保有投資信託 整理計画で書いたように保有投資信託の整理を考えています。

しかし、迷うところがあります。その原因は主に以下の3点です。

1. 今後、さらに魅力的(低コスト)な投信が出る可能性
2009年11月10日現在の信託報酬の最安水準は下記。
アセット信託報酬ファンド
国内株式0.25%ニッセイ日経225インデックス
先進国株式0.525%SMAM外国指数株式インデックス
新興国株式0.63%eMAXIS新興国株式
国内債券0.42%eMAXIS国内債券
先進国債券0.63%eMAXIS先進国債券
新興国債券0.756%STAM新興国債券
J-REIT0.42%eMAXIS国内リート
G-REIT0.63%eMAXIS先進国リート
*DC専用や短期債券のようなものは除く

国内株式や新興国株式はずいぶん信託報酬が低いように思う(特に国内株式)が、他アセットは十分に競争で信託報酬が下がる余地があります。
仮に来年早々に更に安いファンドが出た場合、信託財産留保額が設定されているファンドで乗り換えていると、更なる乗換えは損になる可能性があり、悩みどころ。
特に現保有ファンド&候補ファンド共に信託財産留保額が設定されている場合はなおさらです。

2. 乗換え時の損失繰越
四半期毎の資産推移にあるように、現在は含み損。そうすると乗換えの際には基本的には損失を確定することになります。
##今年は10月末時点で約20万の確定損失
確定申告で損失繰越できますが、3年が期限です。11、12月に損失確定すると年初に損失確定させた場合と比べて実質1年近く損失を繰り越せる期間が短くなります。その期間内に通算して処理できる保証があるならいいのですが、将来の見通しが分からない以上、年末での乗換えは悩むところです。
来年1月まで待ちたくなります。

3. SBI証券のポイント還元(投信マイレージ)
SBI証券では、投資信託の信託報酬の販売会社受取分(消費税を除く)の20%相当のポイント(ありがトンmini)が付与されます。
##この表現、初心者には分かりにくいと思う^^;
eMAXIS先進国株式だと、0.27%が販売会社受け取り分なので、0.27% × 20% = 0.054%がポイントバックの対象。eMAXIS先進国株式 vs SMAM外国株式だと純粋な信託報酬の差は0.105%もありますが、SBIA証券でeMAXISを買えばポイントバック分でその差は約半分まで縮まります。

悩ましいところです。


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