優先株ETFをオススメする3つの理由(ETFクルーク)
キャッシュフローの確保を目指す場合に適したETFというのは幾つかあるが、中でも優先株ETFがオススメだ。

現在、8%を越える利回りを達成している優先株ETFが数本存在する。優先株は、普通株に優先して配当が支払われる上、企業が倒産した場合に上位の債権を確保することが出来る。
配当が得られる上にポートフォリオのリスクを低下させるため、相場が不安定な時期にはとりわけ魅力的だ。
 ※図表入りの原文:3 Reasons You Should Consider Preferred Share ETFs

こんな記事があったので優先株ETFについて書いてみます。


優先株ETFは面白い商品だとは思う。
しかし、ここで言われているように「キャッシュフローの確保を目指す場合に適した」「ポートフォリオのリスクを低下させるため、相場が不安定な時期にはとりわけ魅力的」とあたかもリスクが低いかのような話は違うのではないだろうか。


例えば、上の記事でも取り上げられているiShares S&P U.S. Preferred Stock Indexを見てみる。
2009年6月末時点で、格付けがA以上は33%。投資適格のBBB以上でも67%。格付け的にもあまり安定的とは思えない。また、組み入れ銘柄上位10社を見ても面白い。
6.31%で組み入れ銘柄トップはFreeport-McMoRan。のれん代などを含めたとは言え、2008年末に1兆円以上の赤字を出した会社です。他にも金融系の企業が大多数。

いくら分散効果があるとはいえ、この組み合わせで安定的というのはちょいと厳しいのではないだろうか。


とは言え、優先株だとどうしてもハイリスクにならざるを得ないのは仕方ないと思います。わざわざ支払う配当が高くなる優先株を発行するというのは、それだけしないと資金が集まらないから。つまり、経営が危ないからこそ発行されるのが優先株ということになる。ハイリスクになるのは仕方ない話でしょうね。


上ではリスクが高いということを書いて、あたかも優先株には投資するなと言っているようにも思いますが、個人的には面白い投資対象だと思います。個人ではなかなか投資できない優先株にファンドを通じて投資できるというのは素晴らしいことです。


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