グロソブ、分配金を引き上げ 1万口あたり35円に(NIKKEI NET)
 国際投信投資顧問は17日、国内最大の投資信託、「グローバル・ソブリン・オープン(グロソブ)」について投資家に毎月支払う分配金を1万口あたり5円引き上げ、35円にすることを決めた。組み入れている債券の利回りが上昇し、一時5800円台まで下落した基準価格が6500円程度まで回復してきたため。
ここのところ資金流出が続いていたグロソブが、分配金を引き上げですか。

毎月35円の分配金を出しながら6500円の基準価額を維持するには6.6%強の利回りが必要。信託報酬(1.3125%)やその他の監査費用などのコストがかかるので、ファンド内部では8%の利回りが必要。

グロソブが謳う「世界主要先進国のソブリン債券に分散投資」で年8%ものリターンが得られるのか?

答えはNO。

国際投信の販売用資料で、2009年8月13日時点だと直利が4.33%と言っています。1.3%強をコストとして徴収して、6.6%を分配してしまっては基準価額は下がるのが道理。


うーん、基準価額が8000円から急落してきたのに6500円前後で分配金のばら撒き再開ですか・・・

これって投資家のためなんですかね?資金流入食い止めのための切り札だと思うが、全く投資家の利益にはならない最悪の愚策。


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